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telecaster american vintage52 カスタム GOTOHマグナムロック [ギター関連]

写真 4.JPG
american vintage52 telecaster のクルーソンペグをGOTOH製SD91-MG
にコンバージョンする事にしました。
私は、自分での弦交換が巧いとは思わないし、そもそも所持している
ギター全て弦交換の手法が異なる。
このテレキャスはクルーソンだ。
クルーソンそのものは見た目が好きだし、外見上のバランスを変更したくない。
そもそもクルーソンは他のペグと異なり、ペグ穴の径がやたら小さい。
そこで、クルーソンと同じ形状のロックペグを探したところ、この製品に
たどりついた。
image のコピー 2.jpeg
当初のペグはこのように上側の穴に弦を差し込み、巻いて行く。
つまり、ある程度の所で調整してまずは弦のカットをしなければならない。
慣れれば別に難かしいとも思わないが、面倒だしチューニングの安定も
いいとも思えない。
購入前に色々調査したが、無加工で取り付けられる製品かよくわからない。
そこで、ネット購入を断念して山野楽器へ向かい、店員に聞いてみた。
これなら付きますと山野楽器のお墨付きを戴いたが、注意点として、
アメリカ製のギターですからネジ穴とかいい加減な場合があり、きちんと
収まらないかもしれません。

なるほど、なんか言ってる事がよくわからないが、そんな事あんのかな?
疑問に思いながら帰宅、さっそく最初に付いていたクルーソンを外した。
goto-3.jpg
ネットのレビューを見ると。注意点としては。。。

【GOTOH付属のネジを使うと、長さや径が違うので折れる】

なるほど、じゃあ付属のネジを使わない事にしましょう。そもそもこのモデル
は全部マイナスネジって所もウリになっているので、そのまま再利用する。
説明書通り付属のポンチでネジを外して取れたペグの後に鎮座するブッシュを
打ち抜こう。。。打ちぬこ。。。。う。。。。
径があわない。そもそも、穴に入らない。。。。
じゃあ、ペンチで外そう。。。がっちり付いていて外れない。。。。
どうしたものかと思案した後、自分の工具箱の中の穴にピッタリあう金具
を探し出し、それを使い打ち出す事にした。

大きめのプラスチックハンマーで軽く叩く。。びくともしません。
もうここまでやってしまったら賭けに出るしかないと、衝撃を吸収する
台をタオルで作り、叩く!ネック割れが恐ろしい。。。
抜けた。抜けるには抜けたが、自前の金属棒がガッチリブッシュにはまる。
それをさらにまた打ち抜いて戻し、それを6度繰り返した。
なんとか無事、ネックヘッドを折る事もなく全部抜けた。

付属のブッシュと純正では穴の径がかなり違う。
純正の方がかなり大きい径だから交換しないと使えない。
今度は、付属のブッシュをヘッドに打ち込む。。。
これもまた恐ろしい。プラスチックハンマーで慎重に打ち込む。
なんとかしっかりブッシュがはまり、次はペグをネジで止めて行く。
こちらは山野の店員が心配していた事もなく、しっかりときっちりはまった。

goto-1.jpg
ブッシュを外し、新たなブッシュを打ち込むのは大変な思いをしたが、後は
簡単だった。
ほっと一息を入れながら、外した純正クルーソンをまじまじとみつめる。
あれ?JAPANの文字が。。。。これ、日本製なのね。。え?じゃあ
なんですか?同じ国で作ってるモンの穴径も把握できないポンチ付けてるって
事ですか?丁寧にブッシュも径の異なるものが2種類付属しているのに。
まぁ、私はその折れる仕様のネジを使っていないし、ポンチ以外は何も不便なく
交換出来たので大満足なのですが、はっきり言って、この作業は恐ろしい!
ネックやヘッドにストレスをこんなにも何度となくかける作業は、恐ろし
すぎます。簡単に見えて、デリケートすぎる作業です。
goto-2.jpg
で、完成して弦を張ったところ。
製品としては、GOTOHのマグナムロックの機構は後部に弦を締め付けるギア
がない為、締め付けるまでペグをまわさなければいけません。
これは速度的には他社の手法と比較して面倒なのですが、見た目がかなり
すっきりとして、この製品のようにクルーソンそっくりな表裏な外観を
持ちながらロック式の機能を備える利点があります。

ギアレシオは1:15なので現代の普通のペグといった所でなんの不便もないです。
素人作業でネックを折る可能性があるくらいで、適切な工具があればそのネガティブ
もたいした問題でもないのかもしれません。
外観をスマートな物、もしくはこのようなビンテージぽい物のまま最新の技術
を導入出来ると言った意味ではベストなのかもしれません。

私のギターはそもそも52年のテレキャスを再現したものであり、このような
カスタムは邪道なのかもしれませんが、ギターの素性の良さから実戦向きの
仕様変更をなるべく外見を変更せずに行うという意味ですね。

変化を感じた部分
□チューニングの安定度は増加
□弦のテンションが少し下がった気がします。
□弦の交換が楽です。
□交換にともない、オクターブチューニングを再設定。
□音質の変化はテンションが下がった分の変化を感じる。


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