Fender telecaster カスタム#3 ブリッジ/サドル交換

前回までネック交換　　アメリカンスタンダード
フロントピックアップ　Gibson 57classic
エンドピン　　　　　　シャラーロックピン交換
とやってきたのだが、ブリッジに手を付ける事にした。
やっぱり、手持ちの古い壊れてたギターと言う事もあり、手を付け出したら
実戦向きにとことん改造してみたくなるのだ。

テレキャスターのブリッジは３コマ、結局2,4,6弦でオクターブを調整するが微妙に
マッチングするのが難かしい。2,4,6はよくても1,3,5は完全にあうわけがない。
そこで最近の物に交換する事にしたのだ。
フロントのハム化、ブリッジの６連とくればキース仕様なのだが、キースの曲は
一曲も弾けないのだ。（やったことがない）

ー注意点ー
私のはビンテージ仕様なので弦は裏通し、ブリッジ固定は４個のネジを使う。
フェンダージャパンの物とUSA、ビンテージ・そうでないものが混在している。
FENDER TP-TL/SPL 305
というパーツが私のアメスタテレにはマッチングしそうだが、やってみないと
わからない部分が多い。

それにどうもブリッジの厚さも異なる事から弦高とネックの関係性も心配だ。
とりあえずやってみることにした。
弦を外し、ビンテージスタイルのブリッジを外す。４個のネジで固定され、
ピックアップはブリッジに吊るしてあるのは知っていたので、丁寧に外す。
ピックアップのアースがブリッジに引いてあり、ゴムパッキンがネジに挟み
こまれて吊るされているので、これを新たなブリッジに組み付け、位置を
きちんと調整してブリッジを取り付けた。

取り付けるにはサドルを全て外さなければならず、このサドルはきちんと管理
した方が良い。テンションスプリングの長さが異なるのだ。
そして写真のように、デフォルトのネジは頭が丸く、付属のネジは頭が平だ。
当然、サドルを調整する上でデフォルトのネジを使うとサドルに干渉してしまう。
ここは規格サイズの違いは心配だが、付属のネジを使うしかない。
しかし、巧い具合にはまってくれた。

大きさがかなり異なるが、きちんとネジ後ろの６個の穴と裏側の弦を通す穴が
マッチング出来ている。

後はサドルを組み入れて行くのだが、低音側のサドルはバネが短い。
もちろん張力の関係があるのでネック側にあまり進める事はないからこれで
かまわないのだが、わからなくならないようにする必要があるので外した時
に整理はしておいたほうがいい。

後は順番にサドルを入れて行くだけだ。
なんとも簡単なのだが木ってのはネジ穴が決まっていても適当にやるとズレる
ので、きちんとしっかり水平を見ながらインストールしたほうがよい。

弦を張ったら、弦高をまずは調整してネック角をみつつ、私の場合はネック
交換をしているのでこれが心配だったが、弦を張った上でネック角を裏側の
４つのネジを完全にゆるめた上で調整した。
ジャストにするにはなにかスペーサを挟んだ方が良さそうだが、ギリギリ
サドル側の調整範囲だったので、ネックの調整は微調整程度で終わらせた。
最近のテレはネック角を調整するネジが仕込まれてるそうだが私のには無い。

後はオクターブをきちんと合わせて、終了だ。
【今回のカスタマイズの利点】
オクターブピッチの調整が楽になり、現在レベルの調整が可能となった。
ピックアップガードの蓋を止める枠がなくなり、弾きやすくなった。
フロントブリッジの角度が微妙にズレていたのが、きちんと修正された。

音に関しては深夜やったので正直まだわからない。

このテレが可哀想な気もするのだが、だいぶ好き放題いじっている。
メンテや改造の実験台になっているような気もしないでもないが、今のところは
実戦向きに成長しつつある気がする。
今度は、52テレと同様にロックペグを搭載しようと思っている。
というか、そこまでやったらもう終了である。
ひょっとしたらリアPUも変更するかもしれないし、コンデンサも
変更するかもしれない。
弦を張り替えてしまったのでしばらくロックペグにする気はないが、
本来、こういうのって一気にやったほうがいいのかもしれない。

【現在の仕様】
FENDER USA TELECASTER　AMERICAN STANDARD
ローズ指板
メイプルネック
ブリッジ/サドル　Fender Japan 305 TP-TL/SPL
フロントPU Gibson 57classic
リア　　　　純正（詳細不明）
エンドピン　シャラーロックピン