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トイズマッコイ HILTS A-2 [ファッション]

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フライトジャケット、米軍のA-2のレプリカというか、正確には
大脱走のスティーブマックイーン演じるヒルツ大尉の着用するA-2のレプリカ
である。
テレビでこの大脱走を見てから、別段、そこまでのファンではなかったし、
それほどこのフライトジャケットA-2や、ミリタリーに興味があったわけではないが、
どうにもA-2が気になりだしたら止まらず、どんどんマックイーンがかっこ良く見えて
しまう病気にかかり、購入してしまった。
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馬革だからとか、革は一生モンだからってのは僕は全く信用しないし、マニアでオシャレ
な人たちみたいに購入したものを過保護に扱う習慣も一切ないのだが、だいたい2−30年
が限界じゃないかな?って思ってみたりするが、そもそも僕の年齢で30年も着たら?
いやまて、30年後なんか生きてるかどうかすらわかんない。
まぁ、これからって意味ではまさに「一生モン」に間違いない。
トイズマッコイの店まで向かい、店員さんが実に親切で、何着ものヒルツモデルを出して
くれてその中から納得の行く物を選んだ。
革ってのはやはり表情が個々違うし、厚みにも個体差があるので見ないで買う度胸はない。
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来年モデルらしく実は2014年より高く、革質はいいか悪いかは別として光沢がある。
どのモデルが2014で、どれが2015なのか最後はわからなくして選んでみた。
バズリクソンズのA-2も見に行ったが、個人的にはトイズマッコイの物が気に入った。
マニアではない証拠にB-3もアビレックスのB-3はフライトジャケットとしては本物
と似ても似つかぬUSAモデルであるが、実は知っていて購入している。
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この通り、トイズマッコイさんは映画の衣装をこのモデルでは忠実に再現していて、
日本製である!
A-2はそもそもめちゃくちゃ多い米軍に納めた工場があり、どのブランドであれば
本物であるなんて話はあるわけもなく、その版権や何かが存在しているわけでもない。
だから世界中の服屋が造っているわけで、米軍の当時規格に準じたモンを現代で
造っているのだから当然、ジッパーや様々な耐久性は低いようだ。
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その性能が現代よりも劣る部品をわざわざ使ったり、現代より強度の低い糸を当時
使われたもんまで研究し尽くして使うなんて実にマニアックです。だが。。。
そもそも米軍のフライトジャケットのレプリカ、しかもほんとの米軍払い下げ品の
何倍もする金銭を支払ってレプリカ、しかも日本製、しかも映画衣装のレプリカを
買うなんてのは我ながら頭がおかしい。
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つまりはこれはマックイーンモデルであってA-2のレプリカとは異なるところが多い。
パテントまで取得して出すってのも普通にA-2レプリカ作っとけば、そこまでする
必要もないわけで、徹底した物作りの美学とマックイーンへの敬意を感じます。
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もちろん、昔規格に準じているので着ている内に交換する部品も多いだろうし、
あちこちのステンシルや印刷物なんかすり切れてなくなっちゃうでしょうけど、
そんな事をいちいち気にせずに、どんどん着ちゃおうと思っています。
でもね?
このデザイン、すげぇ着こなすの難かしそう。
よほどの筋骨バランスの取れた、引き締まったいい男じゃないとなぁ、、、
僕には無理なので、まあ自己満足ということで。

エアロレザーズ ハーフベルト 経年変化 [ファッション]

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いわゆる馬革の革ジャンである。
もう20年近く着ているけど、以前にも記載したのですが私はギターであっても革ジャンであってもビンテージやら古いモンは良かった主義が嫌いである。
理由は簡単で自分が歴史を刻んだモノは愛着も出るが、新品で購入したからこその哀愁も
実はそこにあるのを知っているからだ。
このエアロレザーは新品時には床に立つほど固い状態から着込まなければならない。
だいたい5年目くらいからヤレ感が適度に出はじめて、10年もすると確かに自分の体
にあったモノになっていく。

それと同時に新品時から何年もつきあって来たからこそ理解できる悲哀もそこに出る。
例えば私のようにバイクに乗り酷使する人間にとっては、革には最悪な雨に突然降られた
り、炎天下の紫外線の下でも同様に着られている。
きちんとブラッシングしようが、様々なメンテをしようが、使用されればされる程、
革やモノは痛んでくるものだ。
40代の僕が20年後、どうなってるかって言えば生きていてももっと劣化している。
それがどういう事なのかを新品から革とつきあえばわかっていく物だ。
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ひび割れて、劣化し肩の部分は革が薄くなってきている。
きっと破けてしまうのも後数年じゃないかな?
首回りも当然、同様に牛より劣化も強度も低いんだから早い。
一概に馬は牛より弱いとは言えないし、特にエアロレザーのように分厚い馬革は
場合によっては牛より頑丈な場合もあるけど、ほんとに使い込めばメンテしたって
どうにもならない場合もあります。

何が言いたいかっていうと、つまりは新品で買って手放した品が世の中にはある。
何故手放したのか?理由は様々だが、新品時から所持していた人間にとっては、
もう限界でダメになったという判断があったりします。
だいたいは、新品から馴染んだ蜜月が数年あり、そこからちょうど良い馴染みから
オーナーにとっては劣化という悲しい現実がやってくる。
それは、革の輝きがあきらかに鈍くなったり、スレやひび割れが多くなってきたり、
そんなのもっと大事にしないからだ!って責められそうですが、ハイその通りです。

もともと革ジャンなんかバイクに乗るためのアイテムで、真夏だって着たりします。
いきなり旅先で雨でずぶぬれになったりします。
紫外線でも強烈な日差しなんかも浴びたい放題ですし、汗でもムレムレです。
酷使するのが革ジャンの良さならば、当然、頑張ってもぼろくなりますよね?
それが新品時から知ってるユーザーの悲しい現実のお話なんですね。
それでしまいにゃ手放すわけです。
それは、新品から着ているから知っている悲哀がたくさんつまった物であり、
もちろん次のオーナーさんが大切にしてくれりゃうれしいですけど、私は
売りませんねえ。

だって、汚いの知ってるし、申し訳ないもん。
まあ、破れて本格的にダメになったら捨てる。
モノってそれでいいんだって思ってます。
ギターでもなんでも、モノには劣化と寿命があり、その劣化と付き合いながら生きて
来たからこその愛着もある。
昔のモノがよかった、そりゃ新品の昔の話で、デッドストックで保管状態もバッチリな
モンでもありゃ最高なのかもしれないですし、バイクなんぞ乗らずに大切に着てたけど
体型が!とかで放出されたモンもあるかもしれません。
でも結局は、ほとんどの場合、中古品はそれなりの理由があって放出され、世間に
出回った物であり、ましてや新品よりも安い値札を付けた中古品に、昔のモンだから
これは新品より良いもんだなんて物は存在しないのが現実かと思います。

ルイスレザー [ファッション]


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5年目に突入のルイスレザーサイクロン。

ここ一年はあまり着用してはいなかったが、ロードキング購入したきっかけで引っ張りだした。
アメリカンは楽に乗れるので、ぶっちゃけると服装なんかどうだって何でも良い気はするし、その気楽さこそ魅力なんだと思うし、街で歩ける服装でも乗れちゃうから良いという部分もあり、他のバイクにまたがる時に思う、こんなカッコじゃあぶねーし不安だ、何てことは感じない。

ヘビーなレザースタイルなんか窮屈なんだし、耐候性も見た目と異なりほぼ無い訳だから、意味なんて全く無い訳だけど、ハーレーだとたまには着たくなるのは、ある意味、コスプレみたいなもんだと思ってたりする。

逆に言えば、コスプレだからこそ楽しい部分もあったりするし、レザージャケットに、チャップス、ウォレットホルダーにチェーンなんて、ドン引きされそうなスタイルも平気でやってしまうし、それが乗る時には好きだったりもする。

ルイスレザーサイクロンは、ゴテゴテとした物があまりなく、スリムで気に入っている。

肩のバンドもないし、腰のベルトすらない。内側のキルティングは滅多に洗うわけでもないので、薄汚れていっているが、お気に入りのジャケットだ。

カリブル ドゥ カルティエとIWC Spitfire Chronograph [ファッション]

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カリブルの文字盤は12のロゴが目立ち、ローマ数字もかっこ良い。
日付は3日分を表示し、このメリットとしては別段それほどでもないのだが、
見えているという心理から昨日は?明日は?という意味合いを理解しやすいの
かもしれない。あくまで視覚的にという意味である。
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ベルトはケースと同様に、ステンのヘアライン仕上げと、ミラー仕上げを意図的に
変えてあり、コントラストを出している。
このへんが男心をくすぐるのではないかと思うのだ。
ギラギラのミラー仕上げオンリーでは、男心はあまり揺らがないのではないか?
このコントラストがしっかりとした物作りを演出していると思う私がいる。
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バックルは中心部に左右からあわせるタイプで、ワンタッチでボタンにより開く
事が可能だし、締めてしまえばベルトのつなぎ目しか見えず、スタイリッシュなの
だが、この方式は金具がバカになってしまうとよくはずれてしまうのだが、大丈夫
なのだろうか。
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リューズにはスピネルがきれいなカットで埋め込まれてあり、さすが宝飾メーカー
らしい丁寧な作りだ。リューズカバーもしっかりとヘアライン、ミラーの処理の
コントラストを反映しており、光の具合によって美しい上品さがある。
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バックはスケルトンで、自社製キャリパーを主張する。
機械式時計は懐中時計は特にそうであるが、普段見えないメカが実に美しく
処理してある物が多い。ギア一枚にいたるまで紋様細工をしていたりするのは
よくある事だ。
それではIWCはどうか?
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フェースがとにかくすごい処理だ。
手間暇のかけかたがハンパなレベルではない。文字ひとつに至まで立体的な
パーツとして、しかもボルトで裏側で止めてあるという。
文字盤処理も複雑にカットしたパーツが組み合わされる。
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ベルトは5連のしっかりとしたブレスであり、隙やもろさなど皆無の出来だ。
しかしトータルすると、ぱっと見た目の豪華さはなく、無骨なイメージを持つ。
重量もカリブルより重く、ケースもスタイリッシュに意外に薄いカリブルより
ずいぶんと分厚いのでスーツの下のシャツの袖口に干渉してしまうのだ。

双方魅力的な時計だが、目指すところがまったく違う設計思想やモデルの差異
を感じる事が出来る。
最近のスピットは自社ムーブになったようだが、僕のはETAのモデルだ。
もちろん多機能なパイロットウォッチなので、カリブルを普段使いに買い足した
というのが本音なのだが、オメガなんかも他に持ってはいるが、きっと一番
使うのはカリブルになりそうな気がするのだ。
結論としては、気楽な時計であり腕に巻いている事の満足度もそれなりに高いし、
大げさな自己主張をしない品のようなものを感じ取れるからなのだろう。
これを付けていて、お!その時計高いんでしょ?とかあまり注目される事もない
感じが実に好きなのである。

カリブル ドゥ カルティエに興味を抱く。 [ファッション]

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実は私は機械式時計が好きだ。
しかし、高級時計、いわゆる雲の上の時計である三大メーカー、パテックフィリップ、
ヴァシュロン・コンスタンタン、オーディマピケなんかは高価すぎて手が届かない。
かといって、IWCや、カルティエなども高額ラインになるととんでもない宝飾品に
近いラインもあるので、感性と自分の知識の中で気に入った物を選ぶ事が好きだ。

時計メーカーにとっては深刻な2010年問題というのがあって、巨大企業である
スォッチグループのETAが自社のムーブメント(時計の心臓部である機械)を
他社に提供しないという決定を下し、完全実行されるのが2010年だったわけだ。
実は時計メーカーというのは純粋に全てを創造するメーカーは少なく、多くの
メーカーが中身の機械はこのETA製の汎用品を使用、もしくは改造、創意工夫を
して使っていたので大きな衝撃であったのは想像に難かしくない。

マニュファクチュール(自社一貫生産)時計メーカーなど数える程しか存在しない
し、そもそも中身である心臓部に意義を無くしてしまったのはメーカーではなく
ユーザーのほうだ。
その昔、クオーツショックという出来事があり、安上がりな時計心臓部でも
クオーツであるならば機械式のメカを熟練職人が作っても精度で勝てない事に
なった。電波時計もそうだが、時代の進化により時計職人の巧の技を意味の無い
物にしてしまったのだから致し方ない部分はある。

しかし時代は流れて、機械式の技術的価値が見直され、付加価値が重要視される
事になった。こぞってメーカーは汎用品のETA製品を仕入れ、そこに付加価値を
付けて販売する事になった。
ある会社は宝飾を奢り、ある会社は自社の技術で汎用品を極限までチューンし、
ある会社はそこに新たな機能を持たせて販売し、しょうもない会社はただポン付け
でガワをかぶせて安価に売るようになったのだ。
もちろん前出の高級時計御三家はマニュファクチュールであり、ETAなどは使用
していない。他にも例えばOMEGAはすでにスオッチグループの子会社であり、
老舗のブレゲも、ブランパンもティファニーもそうなので、マニュファクチュール
だって言ってしまえば、中身は同じでも同じスオッチグループなのでそうだとも
言える。もちろん独自の機械資産を利用しているモデルも多々存在する。
同様に、リシュモングループというとんでもないでかい企業があるが、
ここはそれぞれの機械をそれぞれが資産として持っているが、ETAのような部門
がないので、今回の2010問題では大きな衝撃があったと思われる。

さて、その2010問題の後、様々なメーカーがマニュファクチュールを目指す事に
なるか、時計の中身を違う会社から仕入れる事になったのだが、ここにカルティエ
の時計がある。
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カリブルとはキャリパー(時計の中身)の事であり、一貫自社生産を開始した
記念すべきモデルである。Cal.1904 PS MCという自社生産のメカに興味を
持った僕はとりあえず、購入してみたのだ。
機能としては何の変哲もない、3針、つまり秒針、分針、時針のシンプルな
時計に日付のみのカレンダーが付属した物だ。

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しかし、カルティエ初のメンズ専用コレクションであり、質実剛健、
宝飾店からの成り立ちであるが、時計作りの歴史は深く語るべき歴史も多い。
そんなカルティエのマニュファクチュール作品を手元に置いてみる事にしたのだ。
愛用のIWC程、手の込んだ造形も、機能も無いが価格差から言っても気にならない。
感想としては大変満足できる時計であるし、カルティエの歴史の大切な一部を
購入したつもりになれば安いものである。

ルイスレザーズ 191R MOTORWAY MOTORCYCLE [ファッション]

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☆ルイスレザーズ LL191R MOTORWAY MOTORCYCLE
思いのほか、ルイスレザーズのジャケットが気に入ったのでブーツも購入した。
いわゆる細身のジョッキーブーツのような外観で、高さは44cmにもなる。
フィッティングを行うベルトは上に一カ所、下側に三カ所ある。
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後ろ部分からのジップアップ、ジッパーはRIRI社製だ。僕はRIRIでもYKKでも
なんのこだわりもないが、この後ろ側のジップを上げると多少キツメではあるが
しっかりと足にフィットする。
ちなみに僕は身体の割に足のサイズがやたらに小さく、25.5cmというサイズだ
が、ちょっと大きめの(7)の番手(26cm)を購入した。
パンツインを前提に、内部にはトラウザーズベルト(ズボンのズレ上がりをを防止するベルト)
も付属するので、長時間乗る時は使ってみようと思う。
足のサイズで購入するのではなく、この手の物は出来ればフィッティングをしてから
購入する事をおすすめする。ふくらはぎの太さや44cmもの高さから、きちんと
あわせないと使えない代物になる可能性が高い。
私も、渋谷のルイスレザーズまで出向いていくつか足を通して購入した。
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ソールは二種類から選べ、革底と、コマンドーソールがある。
革底は一般的な革靴の底をイメージしてみるとわかりやすいし、コマンドーソールは
ラバー製の滑りづらい登山や軍靴の底をイメージするといいかもしれない。
私は、コマンドーソールを選択した。
シルエットとしては、革底が似合っているがバイクでの使用が前提なので
すべらない事やふんばりがきくというのは重要なファクターだ。
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なにしろ何の最新機能を持たない革製ブーツであるのに、お値段は8万以上という
物であるし、この手のロングブーツを履きこなすのは実は簡単ではないと思う。
実は僕もかなり不安だ(笑)
美的センスというか、こういった革製品に愛着を持ち、大事に使って行くという
それ相応の気持ちがないと手をだしづらい製品であると思う。
ジョッキーブーツのようなシルエットは女性がパンツインして街を歩いていると
かっこ良いのだが、男性の場合ほとんど見かけることがない。
イメージしづらいのである。
しかし、バイクに乗ってさえいれば心に言い訳も出来るという事実もある。
良いと思ったら買いの製品で、所有欲を満たすには充分な高級感もある。
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単純にトラウザーズ(ズボン)の上がりズレを防止するベルトや、クラシカルな
シルエット、ちょっと面倒なフィッティングベルト類等のギミックはもの好きには
たまらない物だろうし、RIRI社のジップひとつでも何か感じる人もいるだろう。

イングリッシュ・オックスの革を使い、ノーザンプトンで制作される革ブーツという
ふれこみも、歴史的な部分では昔のロッカーズ御用達のブランドイメージや、
その当時の型から忠実に再現したディティールも、僕としてはよくわからないのだが、
見た目として気に入ってしまったのだから仕方が無い。

これから長い事愛用していこうとは思うのだ。
そう、おそらくは死ぬ迄?

ルイスレザーズ 441 サイクロン (lewisleathers 441 CYCLONE)part2 [ファッション]

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ルイスレザーズを着用してみた。
このサイクロンのサイズは42、僕の体格は178cm 78kg(中年太り)
でこのような感じになる。
実際、ジーンズの上に革のチャップスを着用してバイクにまたがる事になる。
昨今のバイク専用のジャケットとは違い、背中が長いというような事もなく、
私の場合、アメリカンタイプのバイクなので問題ないのだが、ヨーロピアンスタイル
では前屈みになるので背中が丸出しになるだろう。

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ヘルメットはベスパに乗っている時に使っていたDAVIDAを使用している。
私はDAVIDAを二種類持っていて、この半ヘルと、ジェットを持っている。
写真のゴーグルはハルシオンで、個人的には英国のヘルメットに英国のゴーグル、
英国のジャケットという、いかにも当時のロッカーズスタイルであるのに、バイクは
SRやノートンのようなヨーロピアンタイプではないという気恥ずかしさはあるが、
まあそこはファッションの一部でもあるので気にしない事にしている。

◇ダブルライダースジャケットの個人的な着こなしにたいする印象
英国のロッカーズ風の着こなしは、身体にしっかりと密着したライダースを
しっかりとジップアップし、マフラーで首もとを覆うという感じ。

☆米国の着こなしは逆にルーズにダルく着用し、ライダースもショルダーベルトや
右前のDポケット、ベルトもバックルを含めしっかりとした物を着用するという感じ。

ジャケットとしての機能や、このDAVIDAの安全基準はおいておいて、ファッション
としての部分ではそのように僕は思っている。
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それにしても不便な装備ばかりである。
革ジャケは、風に対する防御能力はあるが保温効果がほぼ無い。つまり何を買っても
寒いわけである。もちろん裏地にムートンやボアなんかが盛られた着膨れする革なら
暖かいだろうが、どうにも寒いのはしょうがない事で、それを覚悟のチョイスだ。

ヘルメットはDAVIDAが好きなので、こうして被っているが、往年のレーサーが
やっていたこのスタイルの半ヘルは、後頭部や耳まわりに革の保護ライナーはあるが、
そんなものは気休めで、どちらかといえば半ヘルなのに寒くないって程度だ。
安全性はフルフェイスと比較するまでもないし、防寒性も、写真のようにフェイスマスク
をして冬にやっと走れる程度です。

いずれにせよ、バイクに限らず、ファッションっていう部分では我慢や様々な犠牲を
はらわねば気に入った格好など出来るわけもなく、革ジャンなんか着る奴はバカだとか、
半ヘルかぶってる奴は危険だとか、多くの人が言ってる事もよくわかるのだ。
しかし、やはり気に入った格好をしたくなるのは私だけではないはずである。

ルイスレザーズ 441 サイクロン (lewisleathers 441 CYCLONE) [ファッション]

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ZZRの代替えとして購入したドラッグスタークラッシックに合うジャケット
という事で購入してみた。SEVEN ARROWS のシングルライダースを長年
着用しているのだが、せっかくなんでダブルのライダースジャケットが欲しく
なった。
ショットやバンソン、カドヤなんかを視野に入れつつ、久々の上野へ。
舶来堂でそれぞれに袖を通してみて、一番気に入ったのがルイスレザーズだった。
革ジャケに防寒は期待しないが、赤いキルティングの裏地がどうにも気に入った。
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革はそこそこの厚みをもっているが、何故か新品であるのにそれほどゴワついて
いない。デザインはシンプルですっきりとまとまっているし、右サイドに下側の
絞りが寄せられている事からバイクに傷を付けないような配慮もいい。

このモデル 441 CYCLONE もそうだが、ショルダーベルトが存在していない。
それがデザインのすっきりさを出している要素でもあると思うが、ショットやバンソン
よりもずっと細身である。
私は、ノーマルノサイクロンを購入したが、日本人向けのスリムフィットモデるも
ラインナップにはあるようだ。これは、ルイスレザーズはノーマルでもかなりタイトな
モデルだと思うが、さらにタイトにしたモデルのようです。

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深夜にiPhoneで撮影したのでろくな写真じゃないが、革の品質はかなり上等に感じる。
カウハイド(生後2年を経過したメスの牛の皮)を使用しているそうだ。
ビンテージのルイスレザーズの革質はもっとよかったと言う方も多いようで、しかも
70年代以前の物が最高だという人も多数いる。
僕の記憶では、80年代にルイスレザーズを着た人が古着を含め、何人かは居たが、
そもそも当時はあまり高価なメーカーであった記憶はなく、僕を含め、バンドマン
が好んでまとうものであった気がする。
僕にとっては、古着という着古して質の悪くなった物を高い金を出して購入する趣味
はないので、新品を購入して自分で着古して行こうと思っている。

そういえば僕の好きだったジョニーサンダースもこのサイクロンを着用していたようだ。
ロッカーと革ジャケットという関わりは面白い。
バイクもそうなのだけど、実用と生き方の狭間である種のシンボリックな物に昇華した
付加価値がそこにはある。
当時の労働者階級の購入できる安価な革ジャケットや、バイクで疾走するための実用的な
機能や、無理をすればオールシーズンで着られる物に何かの価値を見いだし、金銭を払う。

私もアメリカンスタイルのバイクを購入したのでつい、このように若干お高いと
思われるジャケットを購入してみた。
物に歴史とその背景という付加価値を支払い、変わりに当時のバイカーやロッカーのよう
な決して恵まれていた環境ではないであろう懐から安価なジャケットを購入し、着続けた
魂やポリシーを思うのだ。
そういえば、ルイスレザーズはアメリカ産のライダースジャケットが高くて購入出来ない
イギリス国内の若者にウケた製品である。今の時代はイギリスであれ、アメリカであれ、
僕らは気に入った物を購入できるようになった。

金を出して不便を買う時代に生きている僕は、バイクショップにいくらでも並ぶ
高品質で高機能な最近の商品群には眼もくれずに、この寒くて不便なジャケットを買った。
しかし、それがまたいいのだ。これから何年か後、相棒でいてくれるであろうこの
ジャケットを愛着をもって育てて行きたい。
しかしそれには、バイクから降りない事が前提となる。
おそらくは、僕はバイクから降りる事は死ぬ迄ないであろうが、バイクというのは
その製品のスタイルで服装も決まって来る部分もある。
実際にシングルライダースはオフロードで着た事がない。


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