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ペグ考察 [キャンプ&ギア]

キャンプギアで大事になるのがペグである。
ペグというのは、テントを風で飛ばないようにする為の物でもあるが、大切なのは
しっかりと環境によって、打ち付けられる物であることが前提となる。
シーンによって使い分けなければならないのだが、テントに付属で付いて来る
ような物はおおよそ使い物にはならない。
これはハンマーもおなじで、重量と梱包のサイズが悩みとなるはずだ。

用途におけるペグは以下になる。
Vペグ  砂地などで使える場合がある。
Tペグ(プラ)安いが、砂地、柔らかい芝地にしっかりと設営ができる。

しかし、キャンプ場で多く必要なのは通常ペグの頑丈であるものだ。
自然環境では、ペグを打ったところで10CM刺すと岩や石があり、曲がってしまう
場合が多く見受けられるのだ。
pegu.jpg
写真は当初つかっていたスノピのソリッドステイクだが、見てわかる通り曲がっている。
確かに悪いとは言わないが、重く高価な割には貧弱なペグなのは一目瞭然だ。
銀色に見えるのは、友人特製の愛用ペグなのだが、一度でも曲がった事はない。
岩も簡単に砕いて設営が可能だ。
作者は、もし曲がるような事があれば新しいのと交換してやるよ。と言っているが、
実際、曲がった事が一度もない。
ロング版、ショート版を作ってもらっているが、どちらもビクともしないが
僕の友人がほしがって、あげてしまうので追加で作ってもらわなければならない。
もちろん作者に謝礼はしているが、激安なので申し訳ない気持ちだ。

スノピ製品の悪口ばかりになってしまうのは、いつも申し訳ないのだが、
ソリッドステイクを何故、最強ペグとか言って売ってしまうのか?
簡単に曲がるペグであることは、使っているひとは理解できるはずだ。
友人のペグの原材料費など、友人曰く、たかがしれている程度のモノらしく、
安く良いものはたくさん作れるはずである。
しかも、友人のペグは錆ることがない。
まぁ確かに、ペグは消耗品なのだから、いいものを作ったら商売にならないのは
理解しなければいけないが、高価すぎやしないですか?

peguhum.jpg
悪口ばかり書いても仕方ないので、私の使っているペグハンマー、ケースはスノピ
である。これは使いかってが素晴らしく良い。
ハンマーの先の部分が銅になっていて交換可能であるが、何故銅なのか?がポイント
で、叩いても火花が散る事が無い利点と、ペグを痛めズライ点が良い。
重さもちょうど良く、ハンドル部分のストラップも手首に巻いてふっとばない工夫
がしてある。

ペグケースは小さいペグを前側、ハンマーを真ん中、長さのあるペグを袋に収納出来、
使いかってもよく、手放せない製品である。
ハンマーも、銅は変えられるはずなのだがまったく消耗しないし、すでに
トータル、300回を超える設営頻度でもたいした消耗は見られない。
一生銅の先端を変える事がないのでは?とすら思ってしまう。
よくある、かなづちの先の部分と柄が外れるという事も、一度もなく、出来の
良さから手放せない製品である。

スノーピークはこのような良い製品もあるのだから、ペグも良い製品を作って欲しい。
それこそあの金額ならば、消耗品ではありません、曲がったら補償くらいうたったら
どうか?とすら思うのである。
年間、何泊もするヘビーなアウトドアキャンパーや、山岳に愛される製品作りを
せずに、何故、ライトキャンパー向けの製品ばかり作るのか?それは商売だから
と言われればそれまでなのだが。。

しかし、そもそも頑丈ペグを必要とする人はどういった人か?
山岳は軽量を正義とするので、重くでかいペグは使わないだろう。
岩場なども多い為、いしころをペグ変わりにする人も多い。
雪も同様で、雪そのものをアンカーに使うから必要ないだろう。

そもそも、バイクキャンパーは限られた積載性から山の人に通じる装備を持つ。
しかし多少重いものでも運べるので、ペグやハンマーに重さの概念はない。
ファミリーキャンパーもおそらく、軽量より使いかっての良さを重要視するだろう。
簡単になんでもサクッと入って、しっかり効くペグ打ち環境は少ないのだから。
私のヒルバーグ付属のVペグもなかなか使いかってが良い。
簡単に曲がるような物ではないし、サイズ的にも使いやすい。

本年度一発目GWキャンプIN シルクバレー [キャンプ&ギア]

本年度もシーズンがはじまった。
今年も、最初はここからスタートですね。そうですシルクバレーキャンプ場です。
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ZZRの代替えに購入したドラッグスタークラッシックで初のキャンプということで、
ちょこちょことキャンプを視野に入れて購入しておいたラフテールのサドルバックに
荷物を詰め込んでみた。
時期的に少し不安ではあるが、あまり荷物をバック以外に入れたく無い私は、
パンパンに大型のサドルバックに詰め込んだ。
※ヒルバーグナロ2GT (テント)
 寝袋 モンベル #5ダウン
 バーナー MSR インターナショナル
 スノーピークスコッフェル
 折りたたみテーブル
なにしろ片側のバックは小さすぎて、防寒着程度しか詰め込めない。
さっそく自宅のある横浜から出発した。
ーーーーールートーーーー
自宅横浜→保土ヶ谷バイパス→東名→首都高速→東北道→佐野SA(休憩)→上河内SA(給油)
→西那須野→一般道へ→塩原温泉→会津田島道の駅(休憩)→中山峠→木賊(シルクバレー)
休憩込みでおよそ300Kmを5時間程度で向かうのだ。
予想通り、まだ肌寒く塩原あたりは桜が満開だった。

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毎年お世話になっているキャンプ場なので、オープンを心待ちにしていた事もあり、
自然と盛り上がる気持ちや、数ヶ月ぶりのなじみの顔に挨拶と言葉をかわす。
テントを建てて、一服しているとすぐに良い気分になれるのがアウトドアだ。
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去年からちゃんと簡単なものでも料理をしようと取り組んでいるので、食材を豊富に
揃えてきている。足らないものはキャンプ場から少し行った所の木賊温泉前の旅館
売店か、さらに20分程走った所にある商店で補える。
とりあえず、コーヒーでも沸かそうか?と思ったが、今回はインスタントでごまかした。
coffe-camp.jpg

特に短期間キャンプなので、相変わらず最高の温泉に浸かり、たき火にあたり
そして酒を少し飲み、2泊の時間をすごした。
しかし、荷物を最低限にしてしまったことや、装備品もギリギリにしてしまった事など
、不具合も多かった。
さっそくこの後、装備を充実させるべくいろんな事を考えた。

※懸案事項
この時期の木賊は朝方はマイナスになる。
寝袋はパッキングで一番かさばる物なので、薄手のものにしてしまったがやはり
ここは小さくなるダウンシュラフで温度対応のきちんとした物を購入するべきだ。
たき火の前ならよいが、テントの中にも居たい。
そこで、簡単な暖房器具を考慮したいと考えた。

昼間は20度を越え、直射日光が暑くてたまらない。
日差しをさえぎる木立が少ないので、テントに直射を避ける必要がある。
タープを購入しなければならない。
片側には巨大なサドルバックを付けたが、もう片側にもそれなりの容量の物を購入すべきだ。

次回のキャンプまでにこのへんをきっちりと解消して楽しいソロキャンにしたいと考えた。


木賊シルクバレー キャンプ場 [キャンプ&ギア]

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シルクバレーへ、本年最後に
行って来た。紅葉シーズンも終わり、すでに極彩色の落ち葉まみれになっていた。
福島県の木賊にあるこのキャンプ場は、近くに良い温泉のある場所なのだが、
残念なことに、ゴールデンウィークあたりからせいぜい、今頃迄しか
行く事が出来ない。
これからは深い雪に閉ざされてしまうのだ。
aka-tokusa.jpg
今回は車で向かったのだが、バンガローが開いていたので使わせていただいた。
正式な営業は終わってしまったが、まだ雪がふるまではキャンプをする人がいる。
私が行った時も、10組程度がキャンプをしていた。
木にまだしがみついている色づいた葉を写真に撮影しながら、バンガローで一泊
をするのだ。
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コミュニティーがあった場所は、毎年、こうしてこの時期にはたたまれる。
降雪の激しい地域なので、雪の重みでつぶされないようにするためだ。
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バンガローのテラスで、約束もしていないけど、いつもここで会う仲間と談笑。
そして大笑いをしながら、閑散とした広いキャンプ場ですごす。
実はキャンプといいながらも、持参したのは写真のインターナショナルと、コッフェル
程度だ。
夜になると翌日が月曜なこともあり、皆、それぞれの家に帰っていってしまったが、
僕はオーナーと数人の常連さんと残り、お酒を飲みながら談笑。
最近、またぶりかえした写真熱もあり、今回はバイクではなく車でやって来た話や、
くだらない話をしながら楽しい時間をすごした。
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ここのアイドル、迷犬[アル]を、翌日、お別れに間際に一枚撮影した。
なかなかひとなつっこくも、おとなしい奴で、誰からもすかれている。

今回は、写真をちょっと撮影したくて出かけたキャンプだったが、ゆっくりとした
休養がとれた。これからまた忙しくなるなあ。。と思いながら、帰路についた。

シルクバレーキャンプ場 3泊 林道祭り [キャンプ&ギア]

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15日の木曜日から19日の月曜迄、シルクバレーキャンプ場の秋の恒例である林道祭りに参加するために出かけてきた。

木曜の仕事終了後、装備や道具をバックに詰め込み、まだ暑い都会の夜にゴテゴテとしたプロテクターを着込み、エアコンのきいた部屋で休憩しながら家を出るタイミングを見計らっている。

まだ外はとても暑くて、重装備の状態で出かけるのは気持ちの強さや盛り上がりが必要だ。走り出してしまえばそれほど暑さも気にならないであろうことはよくわかっているのだが、うだうだとそれでも重い腰があがらない。こんな事をしているとすぐに真夜中になってしまい、バイクのエンジンをかけるのに気が引けてしまう時間帯になる。そうなったら、大通りまで荷物満載のバイクを暑苦しい重装備で押していかなければならない。

気持ちをふるいたたせて、えいやっと、立ち上がり、雨具がわりのジャケットを羽織ると表に出た。天気は悪くは無い。荷物をすでにくくりつけたBAJAにまたがり、セルを廻すと、元気よくエンジンが始動した。家から福島のシルクバレーに行くには、バイパスを抜けて東名に入り、首都高を乗り継いで東北道を西那須野迄進む。そしてその先はひたすら下道で、暗闇の山を3つ越えて行かなければならない。だいたい300キロの行程の内、西那須野からは60キロ程の下道が待っているのだ。

夜8時に出発し、近くのスタンドで最初の給油。
タンクを満タンにした。BAJAの14Lタンクは300キロは無給油で走れるが、翌日の事も考えて上河内で給油するつもりだ。東名、首都高速と以外な程空いている夜の高速を乗り継ぎ、まだ暑い首都圏から東北道に乗り込み、脱出した。

休憩ポイントは羽生PAと最初から決め、お尻の痛さが限界になった頃合いに休憩をとった。

そこからは給油以外はノンストップで3時間走り詰めで木賊にある
シルクバレーキャンプ場にインした。もう12時を越えていたので
まわりは真っ暗だし、例により平日は空いている。
まだオーナーが起きて酒でも飲んでるのではないかと思ったが、
もう灯りは消えていた。
見覚えのある、バイクや車がちらほら伺え、また少し離れた場所に
さっさとテントを建てたら、コーヒーを沸かし、飲んで寝てしまった。

翌日の金曜日は近くの林道探索に一人で出かけた。
唐沢林道を抜いて、田代山に行くつもりだったが、なんとバイクの
タイヤ半分が沼のようになった泥に埋まり、そこから泥だらけになり
ながらの格闘を1時間。
なんとか泥からバイクを引き抜いては、動かし、引き抜いては動かしで
方向転換を行うと、体力の限界に来てしまい、さっさとキャンプ場に戻った。
泥だからけのブーツやらパンツをざっと水洗いし、たき火場に陰干し。

なんだかんだとお酒を飲んだり、飯をごちそうになったりしている内に
一人、また一人と林道祭りの参加者が増えて行った。
懐かしく久しく会ってないライダーと再会の挨拶をかわしたり、翌日の
林道ツーリングの予定を聞きながら、夜も更けた。

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土曜の朝、ユニフレームのトースターで食パンを二枚焼き、缶詰を暖めた物を
さっと胃袋に入れた後は、2年ぶりにともに走る友人と、会津方面に出撃。
新潟から来る友人を出迎えつつ、林道を走る予定だ。
コンビニで合流を果たし、林道を2本乗り継ぎ、道の駅で蕎麦を食べ、
キャンプ場に戻った。久々の仲間との林道ツーリングはやはり楽しかった。
温泉に浸かり、身体を綺麗にし、キャンプ場に戻ると、40台程のバイクが
集まっていた。
知った顔と会話をしながら、明日のマス林道ツーリングに参加する事に決めた。
たらふく食べて、たらふく飲んだらテントに潜り込み、明日の為に就寝。
朝、10時に集合のため、ちょっと早起きしさっさと食事を済ませた。
天気予報は丸外れで、晴天が続く木賊は気持ちよい気候に包まれている。

29台参加のツーリングに同行。
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玉川林道から、支線を通り、七ケ岳林道を走る。
思い思いの速度で走りながら、まったりする予定が先頭を走る連中
の間でやはり意地の張り合いがはじまってしまい、予想通り僕もその中
の一人となっている。
こけたらヒビの入ってる鎖骨がまずいと思いながらも、ついついペースは
上がる。
楽しみながら走った後は、やはり蕎麦。
そして温泉。
すぐ近くに、良い温泉のあるキャンプ場は素敵だ。
その夜も、思い思いに話し込み、巨大なたき火を囲んだりしながら真夜中に
就寝した。

最終日は帰るだけである。
しかし、帰るだけと言っても、なにせ下道山道60キロを含む300キロだ。
この涼しい環境から都会の蒸し暑さに戻るのか?と悲しくなりながら挨拶を
済ませてBAJAにまたがった。
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泥だらけになってしまったBAJAで走行しながら家に戻る。
三時には帰宅出来たが、そこからがもう大変である。
バイクをひたすら荒い、泥だらけの装備品を洗濯し、ブーツを磨き込み、
バイクのチェーンにグリスを塗りたくりメンテを終えて、家の風呂で
汗を流した。

いつもそうだが、林道は楽しい。
仲間と走ると一段と楽しさが増加する。
それなりに腕が近ければ尚楽しい。
疲れ果てるまで遊んだ後は、ベットでゆっくりと睡眠をとった。
良い連休であった。

LEATHERMAN Skeletool 【レザーマン スケルツール】 [キャンプ&ギア]

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レザーマンは私はこれしか所持しておりません。
軽量化されたマルチツールとの事で、あちこちに軽量化の為のドリリングがなされております。機能としては以下があげられる。
1、ナイフ
2、ペンチプライヤー
3、レギュラープライヤー
4、ビットドライバ
5、栓抜きを兼ねたカラビナクリップ

私はバイクでのキャンプが多いし、ファミリーキャンプでもなにかしらの機材トラブルは付き物だと考えています。実際、本栖湖ではコールマンのランタンが壊れ、応急措置を行わなければならなかったりしました。
多くの場合、工具として使うのは実はプライヤーの能力がもっとも必要ではないかと思います。何かを強い力で挟み込むというのは、何かの代用にしろ、多くのシーンで工夫すれば使える道具であるというのが私の考えです。
プライヤーさえあれば、ある意味ではナットもまわせなくもなく、バイクのパンク等の固いゴムをひっぱる事も可能といえば可能です。

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スケルツールのプライヤーは薄型で、お世辞にも軽量化の弊害で握り易いとは言えないハンドルですが、かなり力をかけて利用しても歪みが出た事はありません。しかし、貧弱さが伝わる感触はどうにもこころもとなく、なんとかならないか?と思うことがしばしばあります。

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ナイフはこの手のマルチツールにしてはハンドル形状からくる使い易さがあるものとなっていて、いわゆる片手開き、ワンハンドオープンも可能です。しかし、薄型であり、ブレードの形も直線に近い為、刃長を活かせてない印象で、やわらかい食材を切るとかの用途や、細いロープの切断程度に使えるといった感じです。

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薄型のプラス/マイナスドライバがあり、アタッチメントがハンドルに収納されていてサイズにそれほど困る事はないかと思います。マグネットでしっかりと固定できているので無くなる事はまずないでしょう。

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面白いのがカラビナ型の栓抜きで、腰にぶらさげるのに調度良い感じです。ロープにひっかけておいたりする事も出来、カラビナとしての利便性はこんなにあったのか?と思える。
栓抜きは今の時代はほぼ使う事もないし、そもそもアウトドアで栓抜きなんか使った事もないです。頑丈さを活かしてペグを引っこ抜いたりするのに使えたりはします。

総評としては。
バイクやソロキャンプでは必要なツールです。レザーマンはプライヤーに重点を置いた設計思想とアイデアが素晴らしく、他のツールはオマケ程度として考えるならベストです。アーミーナイフよりずっと実用的だと思えます。プライヤーで乗り切れた実際のアウトドア経験は。
1 スベア等のストーブの金属製の蓋等の固着。
2 コールマンランタンのポンピング機構の取り外し、取り付け
3 曲がったペグの応急処置的な修正
4 からまってしまったロープ等のほぐし
5 ちょっとした電気配線の細工
6 バイクのブレーキワイヤーのひっぱりと、切断
他にも工夫次第で色々出来ますが、プライヤーというのは工夫次第で多くの作業が可能となるというのが理解出来ると思います。

しかしながらレザーマンが優れたマルチツールであってもやはり、全ての機能は代用品でしかありません。きちんとした工具と比較すべき物でもないですが、アウトドアだからこそ携行性から来る利点を最大限に活かしたツールであると言えます。
これひとつでエンジンをバラス事も出来なければ、何かを完璧に治す事は不可能と言えます。過度の期待をせずに持って来てて良かったと思える道具を使う工夫があれば、きっとその期待に応えてくれる物であると思います。
最後に、ネット等の情報では、スケルツールはレザーマンの中でも外観がかっこ良く見えても、機能を寂しいくらいに絞った物であり、ハンドル部分のヤワさはシリーズの中でも劣悪なほうのようです。


Msr whisper lite international (ウィスパーライトインターナショナル) [キャンプ&ギア]

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Msr whisper lite international (ウィスパーライトインターナショナル)

さて、私はもとよりSVEAを所持しているし、コールマンのスポーツスターも
ガソリンストーブは所有している。
物欲とは恐ろしいもので、燃料ストーブの魅力に取り憑かれてしまったのか?
またはSIGGボトルで燃料を運んでいるので、つい欲しくなったのか?
購入に踏み切ってしまったのだ。

あらゆる燃料に対応したストーブだからこそ、インターナショナルの名がつく
このストーブは、灯油を利用する場合は付属のジェットを交換するだけで可能。
脚は折りたたみが可能でありながら、多少の力は要するがその分剛性が高く、
安定感がある。

プレヒートはSIGG に接続したポンピング機構で10回以上燃料を圧縮し、
コックをまわすと、下の受け皿に液化燃料が溜まる。
そこに点火するのだが、私は最初だというのに盛大な炎をあげてしまった。
おかげでパーコレーターが真っ黒になるという惨事を経験した。
SVEAで使う固形アルコールでプレヒート皿を満たし、プレヒートしたほうが
結果、簡単であった。

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炎の安定や火力は実用として充分な物があり、正直これがあれば何も困らない。
特にバイクでのキャンプでは、SIGGの携行性の良さもあり活躍してくれそうだ。
火力調整に関しては、必要にして充分と感じる物がある。
確かにガスと比較すれば多少煩雑な部分が調整に於いても無い訳ではないが、
液体燃料、しかもマルチフューエルのバーナーとして考えればよくぞここまで
出来るものだと感心する物がある。

ウィスパーライトの名の通り、この手のバーナー、ストーブにしては静粛性に優れ、
真夜中や早朝の混んだキャンプ場であっても、ストレスなくコーヒーを湧かしたり
調理が行えそうである。
まったく音が無いというわけではなく、他のガソリンストーブの盛大なジェット機の
ような音よりはかなり静かで実用的だという話だ。

良く出来たストーブで、燃料をSIGGボトルにし、キャンプ日程によってサイズを
自由に選択出来、ロースタイルで安定性を持ち、携行性が非常に高いマルチフューエル
ストーブだ。

と、ここまでは大絶賛なのだが、所有欲やモノを愛し、長期に利用する相棒だと
感じる部分ではSVEAに分があるように思う。
火力も調整も音も携行性も全てMSRが上ではあるが、頼りになる頑丈さは
その単純さからSVEAが優れているのは使ってみればすぐわかると思う。
このMSR インターナショナルも物造りとしては素晴らしく良く出来ているし、
長く付き合える逸品である事に疑いもない。

MSRのラリー・ペンバーシーが物造りの理念とした『命を守る』という理想は
過酷な環境における信頼感に繋がっているとも思う。
他国の輸入品が定価1万数千円で購入出来る現代の日本で、適当に作ったかっこ
だけの似たような製品が同様か、それ以上の価格で販売されている。
しかも信頼性も褒められた物ではない場合が多い。
とても悲しい事ではあるが、これもまた現実なのだろう。


ふもとっぱらキャンプ場 2泊キャンプ [キャンプ&ギア]

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8月の11から二泊のキャンプに『ふもとっぱらキャンプ場』にキャンプに
出かけました。
富士の裾野にあるこのキャンプ場は、富士山を一望出来るロケーションにあり、
設備はそこそこではあるが、自然を満喫出来る環境に存在する。
特筆すべきは、その広大な面積と、フリーサイトの利点を生かせる環境に
あるのだと思う。

思い思いの場所にテントを張り、そこかしこの通路沿いにある水場から
遠くならないように配慮すれば、なかなか便利にキャンプ生活を送ることが可能だ。
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近くに吊り橋があり、子供が喜ぶギミックもある。
トイレの設置箇所が少ない事をのぞけば、このサイトはくつろぎ易い空間を
提供してくれると思う。

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今回は初導入の折り畳めるポリタンクを持ち込んだ。
40Lの容量は2泊には充分ことたりて、料理その他も困ることはなかった。
我家のランドロックのリビングは、テーブル1台、椅子3台に
ロースタイルでくつろげるようにシートをひいている。
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椅子に座るのはもっぱら僕くらいで、妻と子はシートでくつろぐのがお気に入り
らしい。しかし、このふもとっぱらの地面が柔らかい草に覆われているからであり、
当然、ゴツゴツした場所では難かしくなるだろう。
一日目は早めに到着して、なんだかんだとくつろぐことに終始した。
娘は相変わらず、隣のサイトの子供らとすぐにまた友達になり、遊んでもらって
いる。
ひとりっこというのは、可哀想なのか、逆に徳なのかよくわからなくなる時がある。

キャンプ場にはあちこちに様々な物が設置してあり、子供にとっては好奇心を
さそうものが多い。例えば、ちょっとした見張り台のような建物などがある。
雲が過ぎ去った後の富士山は素晴らしく、なかなか気分の良いキャンプ場である。
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観光も兼ねて、サファリワールドに出向いた。
ライオンが車スレスレを通り過ぎたり、なかなか大人でも迫力のある動物
鑑賞ができた。他にも多くの動物がいたが、なんといってもライオンは
迫力満点である。
子供の夏休みキャンプは、今年は3度出向くことができた。
今回も、カヤックを引っぱり出すことは出来なかったが、子供中心に考えれば
まぁ致し方ない部分もあるだろう。

カヤック熱がくすぶったままであるが、未だ海に出れていない。
いつになることやら。。。

もちこし来楽歩 キャンプ 伊豆持越 [キャンプ&ギア]

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7月22日 から2泊でもちこし来楽歩 キャンプ 伊豆持越へ。

なんとすさまじい程の高規格キャンプ場でした。
二週連続で高規格キャンプ場に行った事になります。
但し、今回はカヤックは置いて純粋に設備の整ったキャンプを楽しもうという
企画で出向きました。

なんとこのキャンプ場はきれいな露天付き温泉が併設されています。
前回もありましたが、しかも電源併設。サイトは10×10で通常です。
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コールマン2ルームがダメになってきているので新規投入のランドロックを初張り。
快適なキャンプを楽しむ気まんまんです。
伊豆ということで横浜から比較的に近く、観光地も豊富です。
買い物は、キャンプ場から数キロ走った所に食料品等を扱うスーパーや、
コンビニがありますが、キャンプ場周辺にはないので注意が必要です。

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スノーピークのランドロックは説明書を一通り読んだらすんなり建てる事が出来ます。
しかしポールを一度全部通してから立ち上げた方が楽だと感じました。
今回は、リビング部にキッチンも含め全てを収納した状態でキャンプします。
あぶやブユが出る季節だし、近くにきれいな清流が流れているのでよけいに
心配がある。
そこで、ハッカ油を水で希釈した物を用意してみた。
結論としては、キッチンすらテントに納めて蚊帳としてのランドロックの機能と
防虫対策によって蚊にもアブにもブユにもやられることはなかった。
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二日目は近くを流れるきれいな川で、このキャンプ場で知り合ったご家族と
川遊び。
子供同士というのはどこでも友達になれ、遊ぶものでその行動力には感心する。
このご家族とは、キャンプを通じて子供の交流が出来、うれしくおもった。
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ロゴスの薫製機で手羽先なんかを燻製にした。
このサイトは水場が個々に併設されていて、本当に便利だった。
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せっかくなので天城の浄蓮の滝へ観光。
階段が長くて大変だったが、マイナスイオンがすさまじく出ていそうな滝で
ひとしきり癒された。
ところで、ご当地ソングの天城越えがそこかしこでかかって居た。
ここへ向かう最中、天城越えをくちずさんでしまうのは我家だけではないはず。
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今回のキャンプは電源も借りたので、電源の保冷庫を持参した。
この季節はクーラーボックスでは少し不安がある。
キャンプそのものは本当にデカいランドロックと、高規格のキャンプ場の
おかげでゆっくりとした時間をすごすことが出来た。
今回はカヤックをしないキャンプだったので、時間の使い方はさらにのんびり
とした物になる。

温泉は三日間かかさずに入浴させて戴き、特にチェックアウトが11時ということ
もあり、10時迄に撤収した後、たくさんかいた汗を流すのに併設された温泉は
ちょうどよかった。
なんとも気持ちの良い3日間をすごせた。

田沢湖 縄文の森キャンプ場 秋田県 [キャンプ&ギア]

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7月16日から秋田県 田沢湖 縄文の森キャンプ場に2泊3日のキャンプです。

先週、バイクの単独事故から右腕鎖骨の痛みも我慢できるようになった。
ちょと無理して秋田に出向く事にしたのだ。
横浜から朝5時に出発、11時間かけて田沢湖に到着。
いつになく整備され、整った美しい芝や、サイトの広さに大満足です。
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痛む右腕をかばいながらテントを設営、そして装備品を設置していく。
ボイジャー460Tを組み上げた。今回、スムーズにカヤックを組み立てる事が出来た。
なにしろ11時間もかかって来たのだ、もう時間も遅いので夕飯を作りはじめる
事にした。

今日のメニューはまたもやカレーライス。もう、時間もそんなにないので簡単にすませ
る作戦だ。子供は気楽な物で、すでにお向かいさんのサイトの子供達と遊びはじめている。
我家は一人っ子なので、子育てや教育という意味では、ディズニーランドや普通の旅行
に行くよりキャンプでこうして他人と触れ合う事や、自然と触れ合う事が良いと思って
いる。

このキャンプ場はシャワーも設備、トイレも綺麗だし、気持ちよいキャンプ場だ。
普段、こういった高規格のキャンプ場を利用しない僕らにとっては驚きと喜びが
あった。設備の少ないキャンプ場も、本当の意味でのアウトドアを味わえるが、
たまにはこういった整ったキャンプ場も素敵だ。

翌日、朝早く起きて田沢湖にカヤックを浮かべる。
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しかし、何度撮ってもかわりばえしない私の写真だ。
カヤックのカテゴリーでカヤックの件に関しては詳しくレポしたい。

しかし、合計4時間近くずっと漕ぎっぱなしになってしまい、家族3人疲労困憊。
何故そんな事になったのかは後述で。

なんとかサイトに帰り着き、恒例の近くの温泉に行こうという話になった。
評判の良い、乳頭温泉に車に乗り込み出かけた。
田沢湖縄文の森キャンプ場からおよそ10km、そこからさらに舗装されていない
山道を走ると目的の温泉に到着。
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先週の事故の傷を癒そうと、ゆっくりと混み合った温泉を堪能した。
この温泉は、写真の通り藁葺き屋根の個室の囲炉裏宿が立ち並ぶ素敵な温泉だ。
湯は、乳頭というだけあって、乳白色。
素敵な雰囲気のある景観と建物。女性専用の湯には露天もつくらしいが、男性専用の
湯船は小さいし、露天も付きません。
露天で広い湯につかりたかったら、混浴の露天に向かう事になるが、今回はそれを
知らずに内湯のみにしか入らなかった。
混浴とはいえ、女性専用に露天があるのだから男性しか入ってないであろう。
遠慮せずに知っていれば入っていただろう。
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キャンプ場に帰り着き、晩飯はポトフやらなんやらを作りまったりとした時間を
すごした。おむかいのサイトのご家族さんと、子供を連れて花火を楽しんだり、
ひとりっこの我が子は本当にお世話になった。

テントのレビューにも書いたが、コールマン2ルームが経年劣化であちこち傷んで来た。
今回をもっておそらく引退か、もしくは持っていない誰かに差し上げようかと思っている。

シルクバレーキャンプ場 福島県 [キャンプ&ギア]

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7月8日からいつもお世話になっている、福島県にあるシルクバレーキャンプ場に行って来ました。バイクの項でリアルタイムレポを少しさせて戴きましたが、途中でプッツリと途絶えたのには理由があります。その理由はおってこちらのキャンプレポで行いたいと思う。

さて、キャンプ場のレポですが、何かと現在あります福島県ですが、このキャンプ場に限ってはほとんど新潟寄りや栃木県に近く、そういった事には関わり合いのない福島県の一部にあります。
西那須野インターで東北道を降り、あとはひたすら走り続けると木賊という素晴らしい温泉があり、そのちょっと先にあります。
私はこのキャンプ場を常日頃から愛していて、年間で何泊もこちらでお世話になります。それくらい自然環境が素晴らしく、近場の遊びにもことかかない立地にある。

お値段は一人1000円ぽっきりで、設備もそれなりにきちんと整っています。
それよりなによりこのキャンプ場のウリは、オーナーのキャラにあると思います。
たき火は募金箱に寄付をすりゃ薪が使えますし、コミュニティーと称するたき火場に
少し気の弱いオーナーがいつもお客とお酒を飲んだり、料理をみんなで食べたりと、
さながら居酒屋のような雰囲気になっています。
キャンプに何を求めるか?はそれぞれですが、結構大きいキャンプ場ですので、
客の輪の中に入りたく無いという静寂を求めるキャンパーは、コミュニティーから
離れた場所にテントを建てるとさほど気にならないと思います。

実際、私も家族連れで行く時は、プライベートキャンプを楽しむ為に離れた場所に
テントを建てます。しかし、常連が多い事から一見さんであっても気軽にワイワイと
とけ込む事は難かしくありません。ソロキャンプなら間違いなく誘われますし、
みんな良い人が集まっていると思う。
実際、僕が初めて来た時も、誘われてついつい輪の中に入った事からのおつきあいが
はじまりました。
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フリーサイトなので、木陰にテントを建てました。
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今回の相棒はいつものbajaではなく、ZZRです。結構荷物はパンパンでした。
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スベア等のバーナーを前室に置いて、まったりとテント内ですごすにはちょっと気温が高い昼間ですが、まぁそこは木陰に陣取ったメリットで案外なんとかイケます。
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缶詰のミートを切り分け、おにぎりでチャーハンを作り、昼飯を食べたり、暇になったらこのキャンプ場の常連さんたちや、オーナーとおしゃべり。キャンプ談義やらカヤック談義、時事ネタから温泉ネタ、最近会ってないここの常連さんの近況なんかを話つつ、時間は過ぎて行きます。
夜になったら、すぐ近くにある温泉へ。

素晴らしい湯が湧き出る木賊温泉で、夜になるとかなり冷え込む中、ヌクヌクと暖まり、テントの中に各自それぞれ就寝していきます。

翌日はバイクでひとりツーリング。今度来た時にカヤックのやれる場所を探しやちょっとした観光に出かけました。
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檜枝岐から尾瀬の湿原へ向かう途中にあった滝を暇なので観光。
こんだけ来ていてはじめて来た場所だった。
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モーカケの滝の駐車場で愛機の写真を一枚。
この後、只見の方面へ出撃する事にした。
そして、この写真を最後にこの愛機ZZRとのお別れがやってきたのだ。

スノージェットの途中、白線が多く引かれたその中に、事故を起こした後のオイルがベッタリと白線に残っていたのだ。その上に運悪く乗ってしまい、フロントからズバッっと滑ったかと思ったら、派手に転倒。かなりの速度が出ていた為、自分の身体の制御が出来ず、アスファルトを滑り一瞬気を失った。

悪夢のようだった。ヘルメットはズタズタになり、右鎖骨にはヒビ、左肩には激痛。

バイクはそのまま廃車にせざるをえなかった。
身体が軽傷で済んだのは、真夏であってもプロテクターのしっかりとしたジャケットやパンツを暑くても装着していたからで、ヘルメットもきちんとした物を選んでいたからだろう。

キャンプ場の常連さんとオーナーさんに迷惑をかけ、迎えに来てもらい、痛む身体で帰れず、友人に横浜から迎えにきてもらうという顛末となってしまった。
しかし、ZZRには悪いことをした。機械に対し愛情が足らなかったのかもしれないと思うのだ。
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