SSブログ

GRANSFORS BRUKS グレンスフォシュ・ブルークス 斧 [キャンプ&ギア]

ono1.jpg
グレンスフォシュ・ブルークスのハンドハチェットを購入した。
鉈を二本程持っているが、バイクなどでのキャンプで持参したことは少ない。
最近は、シルクバレーキャンプ場で設備や備品がそろってしまっているため、
ぬるま湯すぎるキャンプを繰り返しているからだ。
しかし、ふと最近おもいたって、近くの海岸でコーヒーをいれたり、ネイチャー
ストーブでたき火をしていると、ホームセンターの鉈では使いかってが悪い。
takibi.jpg
私が購入したのはハンドハチェット、つまり手斧である。
刃の自重が440gあり、手持ちの鉈とは比較にならない重量だ。
ono3.jpg
そしてすね毛すら剃れる鋭利な刃がつけてあるのがこの商品の特徴で、
ナイフとしての利用すら可能となっている。
刃渡り80mm 柄長245mmである。
良い鉈も実は似たような物で、切れ味が鋭く、それなりの重さを持っている。
斧といっても手斧なので、用途は焚き付けを作ったり、フェザースティック
(焚き付けようの加工木材)を作ったりする為や、ブッシュクラフトで必要な物を
加工したりするレベルの物だ。
ono4.jpg
斧と聞くと、長い柄を使い遠心力でパワーを出して、大きな木材を叩き割るイメージ
だが、我が家にはそんな必要がないので、アウトドアで使用しやすい物を購入した。
幼少の頃、よくこのサイズの斧を使って風呂を薪で炊いていたのを思い出す。

付属の斧の本があり、この本は面白い。
そもそも日本人の斧の使い方がほぼ間違っているのがわかる。また、この斧の
メーカー、グレンスフォシュ・ブルークスを検索して、YouTubeなどを見ていると、
まったくもって自分も含め、日本人は刃物全般の使用法知識が薄いのがわかる。
人によっては、手斧や鉈で薪が割れると思っていたりする。
YouTubeなどでの外人の手斧の扱いは素晴らしい、合理的で安全で無限の可能性を
これ一本できちんと表現している。
ono1.jpg
私の場合はナイフ3.5インチの小さいのを一本と、この手斧で刃物を確定したい。
よく包丁のほうが実に合うという人がいる、調理だけを見れば確かにそうだ。
しかし、包丁で細かな焚き付けを作る事も出来なければ、空き缶で灰皿も作る気には
なれないだろうし、枝払いなんか出来っこない。
とか言っておいて、YouTubeで最近ハマってる『裏山ブッシュクラフト』という
ヨーロッパ在住の日本人が作っている番組がやたらと素晴らしく、影響を受けて
しまったのは間違いがない。

装備を肥大化させていかに家の快適さを外に持ち出す大型キャンパーが多いが、
そろそろ日本人も何故外に出て、フィールドでどうやって時間をすごすか?
を考えるべきなのだと思う。
個々のキャンパーの思考が、少しずつでもそうして変化すれば環境も変化するのでは
ないかと思うのだ。
大型の斧を持ったところで森で生きている木を切り倒しても生木は燃えない。
朽ちて倒れた枯れ木は燃えやすく、加工がしやすい。
先出の裏山ブッシュクラフト冒頭の言葉が興味深いのだ。
The more you know the less you carry
知識が増えれば装備は減って行く。

もちろん究極は、斧とナイフだけで快適なキャンプは可能なのだろうが、そこまで
私は望んでいるわけではなく、必要最低限で困る事のないアウトドアライフである。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。