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キャンピングカーと紅葉 [キャンピングカー]


キャンピングカー、バンテックジル(Zil)で南会津に
紅葉を見に行った時のビデオです。
キャンピングカーの機能として、夜中に出て現地で就寝、休憩、
朝ごはんをとり、現地の紅葉や美しい自然を気軽に楽しむという
流れをビデオにしてみました。

コーヒーを飲んだり、ホットサンドを作ったりと、キッチンは
重宝します。
ほんの少しくらいの林道程度なら走行できるので、田代山の
登山道入口あたりまでいってみました。
そこから少し、散歩で山の中へ入っていくと絶景が。
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キャンピングカーを洗車可能な洗車場 [キャンピングカー]

先日、キャンピングカーを洗車出来るという洗車場があり、私の
キャンピングカー VANTEC ZILを貸しました。
というか、洗車場のPRというより、何故かネタになってしまっている。
いや別におもしろきゃなんでもいい性格なので構わないんですけどね。


じゃんぼ洗車センター大和店。

使用準備 [キャンピングカー]

ZIL.jpg
27日納車が完了したバンテック JIL(ジル)なのだが、
やはり思っていたよりもずっと自分仕様に快適にすごすのは
荷物の積み込みやら何やら大変な騒ぎになる。
私のは中古なので特にキャンピングカーで重要な電力の消耗に対する
対策では蛍光灯ならまだいいが、ハロゲンなど多くの今時ではない電力消費
の大きな設備がある。
考え方を変えれば、照明などは簡単に電力消費を抑える事が可能な改造が出来る
し、とりあえず埼玉の所沢にあるバンテックパーツセンターに向かう事にした。

今回はざっと納車後使ってみた感じで以下の製品を購入し、設置する。
○トイレ THETFORD C200用 フレッシュアップキット
便座とタンクが同梱されたキットで、これを新品にする事により、
中古のネガティブである使用済みトイレの気になる所を新品にする事が可能。
○トイレ消臭剤、リンスの購入
SENZAI.jpg
ドメティック パワーケア ドメティック エクストラケアを購入
○バンクヘッドラダー
中古付属のバンクヘッドラダーは、足場がなく、とても昇り降りがしづらい。
登る時はいいが、降りる時は少し恐いので調べてみると足場がしっかりとした
改良品があるので、それに変更をしたいと考えた。
http://www.campingcar-partscenter.jp/shopdetail/019001000002/
○ダウンライトのハロゲンからLED化
LED.jpg
私のモデルでは左右に2つずつ、4灯のハロゲンダウンライトがある。
これをLED化する事により、電力消費を抑えるのが狙い。

充分に明るいので、左右のダウンライトのみで夜に車内でくつろぐ事が可能。
ただ暖色系ではなく白色なのが少し不満だった。
○レベルアップブロック
キャンプではキャンピングカーの水平が保てる場所は少ないので、タイヤに
噛ませて室内を水平にし、さらに輪留めで車を固定出来るものをチョイスした。
まだ使っていないのでこれはなんとも言えないが、家の駐車場ですら水平とは
言えないのであれば助かる場所は多いと思い購入。

バンテックパーツセンターでは以上を購入し、後はドンキーやらホームセンター
で必要物を買いあさった。
TIME.jpg
SEIKOの湿度、温度、センサー感知LEDライト付き電波時計。
これをマジックテープで冷蔵庫横の壁に固定。
暗くなるとセンサーでバックライトが点灯する電池式の時計だ。
やはり室内温度は気になるし、時計はカチコチ五月蝿いと寝れない。
暗いと時間がわからないのではしょうがないので、この手の時計は助かる。

納車から数日でキャンプに使う用意をしているのだが、気になるのは
とにかくキャンピングカーと言う物は改めて家と同じである。
キッチンから何からなにまで準備をしなければそのままでは使えない。
しかも動くのだから適当に置いておけばいいものでもなく、必ず固定が
必要となる。
マジックテープや吸盤などが必要だし、場合によってはネジ止めも必要だ。
タオル一枚そうでなければ使い勝ってが悪い。
走行していれば固定されていない物は、急制動時にどうなるかわからない。
そう考えるとかなりの工夫が必要だったり、快適な生活の為にはそれなりの
物が必要になったりするものだ。

しかしほとんどは使ってみないとわからなかったりするのだと思う。
SITUNAI.jpg
テント生活よりは随分寝心地はいいのだが、寝てみて思ったのはやはり
快適な分、もっともっと快適にしたいと考えてしまう傾向が強いのが
キャンピングカーだと思う。
【知識が増えれば装備は減る】
がアウトドアなのだが、逆に、【キャンピングカーを知れば設備は増える】
傾向にあるのだと感じる。
当然、キャンピングカーは備え付けの設備品により、持ち込む装備を減らせる
ように出来ていて、そのバランスに応じて棚などのバゲッジを配置している。
乗用車がキャンプするのにてんこもりの荷物を持参しなければならないのとは
真逆に、本質的には設備との引き算で持ち込む装備を決める物なのだが、
どうにもこうにもだからこそ、使ってみなきゃ本当に必要な物がわからないのだ。

今回の連休ではキャンプ場での連泊になるのだが、そこであらかた答えは
出て行くのだと思うのだが、犬の事もあるし悩みはつきませんね。
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キャンピングカーとキャンプ場 考察 [キャンピングカー]

私はアウトドアが好きだ。
長年、日本でキャンプを含むアウトドアを行って来て、今回
キャンピングカーを購入する事にしたのだ。
日本のアウトドア事情はどうか?というと様々な問題があると思う。

おおまかに言ってしまえば、高価でプアな宿泊施設をキャンプ場と言う。
これが日本の現実だと思っている。
例外的に北海道など無料や公共のキャンプ場もあるにはあるし、良い
場所もある。
これは持論なのだが
不便を楽しむのがキャンプではない
自然を楽しむのがキャンプなのであって、不便を楽しみにするわけではない。
不便を楽しむのなら、いくらだって違うアウトドアのやり方がある。
個々の事情の中で、いかに快適にキャンプを行い、自然を楽しむか?が
キャンプだと思う。

キャンピングカー関連の団体のページを見ると、やれキャンプ場に金を落とせ、
やれ、キャンプ場の宿泊費くらい支払うべきだとやんやと記載されている。
それはひとつの意見としては正解だと思うが、おおいに間違っている。
キャンピングカーを必要とする人の中で、私のような人間にとっては、
キャンプ場っていうのは不便でしかたない場所であるからだ。

キャンピングカーという物が、自然の中で快適にすごせる物であると仮定
するとしよう。
電源サイト等の高規格キャンプ場というのは、まだまだ少ない。
都市周辺場所には存在するし、有名観光地近くにもあるが、
全てのサイトに電源は用意されているわけではない。
世の中のキャンピングカーを購入出来るファミリー世帯は、おとうさんは
現役で子供も学校に通い、混雑期にしか休みを取れず、高規格キャンプ場
で電源サイトを予約する事は困難である。
実際、今度の連休に私は朝霧ジャンボリーの電源サイトを一ヶ月前に
予約を入れたが、満杯で電源の無いサイトでのキャンピングカーデビュー
という予定だ。

サブバッテリーがあるのだから、二泊のキャンプくらいすごせるか?
それは不可能だ。
この時期は寒いのだし、テレビや照明、冷蔵庫の最低限の電気で二泊は
計算上持たない。ダブルにしても難かしい部分がある。
問題は、電源を供給出来るキャンプ場はよく見るが、繁忙期に予約無し
どころか一ヶ月前でも予約を取る事は難かしいし、機能上、連泊、
つまり停滞しながらそこで時間をすごすキャンプ場という施設に
キャンピングカーはまったく向いてないのだ。
というか、そういう風に出来ていない。
また、各種団体がプッシュするキャンプ場のインフラも、まったく
そういうふうに出来ていないのだ。

それだけではない。
キャンプ場の料金形態も、まったくキャンピングカー等を考慮に入れていない。
よく考えてみればわかるのだ。
この国のキャンプシーンとは、キャンプ場にあわせて発展してきた物だ。
客にあわせてキャンプ場が発展してきた訳ではない。
アウトドアは多種多様なはずで、山登りからファミリーキャンプ迄、様々だ。
よく思い出してみれば理解出来ると思う。

旅をバイクでする場合、キャンプ場は寝るだけの場所である。
北海道あたりを旅すれば夕方にキャンプ場に入り、早朝に出発は当たり前だ。
関東にそう便利に使えるキャンプ場は極端に少ない。
チェックインもアウトも管理人に管理されなければならない場所が多いのだ。

キャンプ場は区画を区切り、チェックインアウトをホテルや旅館並にして、
料金は5000円以上と、そのへんのビジネスホテル並に設定してある。
その決められたルールの中で楽しもうと思えば、出来る限り快適なテントを
購入し、家族や仲間と最大限楽しめるように宴会もできるしというスタイル
になっていく。

想像出来ます?夕方、移動の途中で疲れきった身体で受付に5000円支払って、
簡素なテントを建て、テントに潜り込み、なんとか湯でも湧かしてカップラーメン
を食べ、コーヒーを飲み、明日の予定を地図を見ながら立てる。
そして、朝5時に起きて出て行く事を。
核家族化した家庭が巨大なテントを持って渋滞の中を何ヶ月も前から予約を取った
キャンプ場に土曜日朝起きて出かけ、昼過ぎにやっと到着して快適性とトレードオフ
のクソ重くて立てるのもひと苦労のテントをなんとか建て、翌朝10時には撤収して
積み込み、また渋滞の中を帰宅していく事を。

必然、その愚かな事に気付き、キャンプ趣味をやめていくわけです。
もしくは年に1度、二度の連泊出来る日程に全てを賭けてキャンプするのです。
私がキャンプ場の都合で発展していったのがキャンプシーンであると言う事で、
お客の為のサービスなんか考えてるアウトドアメーカーも、キャンプ場も無い
とは言わないけど、少数なんです。

キャンプなんか年に何回も行かないでしょ?
行く時は同じ場所(キャンプ場)に連泊なんでしょ?
じゃあ、こんな巨大なテントとか買ったら快適だよ?楽しいよ?
ほら仲間と宴会して大騒ぎも出来て楽しいよ?
子供も奥さんも虫嫌いでしょ?蚊だアブだ危ないからホラこんなに
快適な蚊帳のタープなんかどう?
テントの中で立てると着替えも楽々さ、どうせアウトドア趣味だって言うし、
車もでかいんでしょ?コンパクトに畳めてすぐ設営撤去が楽より、ほら、
どっしり重くてまるで居間とか家みたいでしょ?快適だよ?

ビジネスホテル並の料金と設定時間で連泊しなければ意味の無い設備を
買い込み、連泊でしか行く気もなくなった家族や団体が、その場を楽しむ
場所がキャンプ場なのだ。
しかし、実際は騒げば当然マナーがなってない。
酒を飲んでも仲間とひそひそと話し、周囲に気を使い、不便な思いを
おもいっきりしながらナント台の上でたき火なんかするのがキャンプです。

燃やす木も落っこちてなければ、直火もダメで、清掃なんかバッチリ自分で
やってご丁寧にゴミは自宅へ!なんてとこもあるのがキャンプ場です。
そんなモン尻つぼみで客来なくなって、あたりまえだし自業自得なんですね。
業界そのものも、そこ使えってのが使命みたいにギャーギャー騒ぐわけで、
これまたマナー向上だなんだとギャーギャー騒いでるわけです。

僕から言わせれば一番迷惑かけないのは旅人なんです。
寝る為だけにそこの場、わずかなスペースを借りたい旅人なんですよね。
1人だししゃべりもしないで、勝ってに寝て、朝にはいなくなってくれる。
飲み食いも最小限、ゴミダシOKな所でも負荷は低いわけです。
キャンピングカーはどうだろう?
そもそも何故、車中泊なんかする機能を求めるのか?
そりゃバイク乗りと同じで、旅の途中で寝る事やメシを食う事が必要なのが人間
だからなんですね。
なにもキャンプ場だけで宿泊するためにキャンピングカーを買うわけじゃない。
明日は、どこそこに行きたい。どこそこでこんな風呂に入りたい。
目的がそうであり、たまにはキャンプ場で宿泊も連泊もするでしょうが、
旅の途中の休憩だったり睡眠であったり、ごはんを食べる為の場所の確保
の為に付属している機能をキャンピングカーって言うのだと思うのです。

実際には、移動時間が一日長ければ長い程、走行充電で電気は賄える。
家庭用のクーラーをエンジンを停止したまま使いたいとか、子供とテレビを
見ながら奥さんに料理を作ってもらって、それが奥さんも大変だろうから
電子レンジで簡単にチンしてもらって、なんて考えると電源が必要になるだけです。
巨大ファミリーテント連泊前提の時間設定のキャンプ場で、現役世代や
子連れの制約のあるファミリーが宿泊するメリットなんか、ほとんどない。
キャンピングカーを所持している理由もなんだかよくわからなくなる話しです。

キャンピングカーの偉そうな組織のおえらい方々が、マナー啓発を盾に
キャンプ場でキャンピングカーは宿泊すべきだとそれだけ言うのなら、
自分で自分の首を締めているだけな事に気づいたほうがいいと思う。
だいたい全部がグレーゾーンなんですよね。

うちは自宅でブラックもグレータンクも処理していると怒る人?
だいじょぶでしょうか?お宅の上下水契約に持ち込んだ汚水を流していいなんて
記載されてますか?禁止されてますよね?
一応、汚水処理業社に委託してブラックもグレーも処理しなければいけない決まり
なはずですよね。自宅敷地の最終枡は自己管理ですが、上下水契約上、持ち込み
廃棄処理は契約上ダメなはずです。それがいいなら自宅敷地に会社の産業汚水でも
なんでも持ち込んでどんどん処理しちゃったら無料になっちゃいますしね。

ブラックもグレーも自宅敷地にあってでも処理はグレーゾーンです。
嘘だと思うなら、よそから汚水を車で持ち込んで自宅の処理升にバンバン
流していいか聞いて見るといいです。
グレーゾーンと書いたのは、キャンピングカーが契約生活排水と言えるかどうか?
まぁいいだろう的な範疇でしかないという意味です。
重箱の隅をマナー、マナーでつついて行けばこういうふうに目くそ鼻くその世界
が広がって、全てがつまらない物になっていきます。
言えば言う程どんどん自分の首を締め付けて、ギスギスした世の中になる訳です。
グレーゾーンがマナー違反だと変わってしまう日も無いとは言えません。

道の駅やSAはなるほど、宿泊施設ではありません。
そこでオーニングを出して宴会なんて、やろうとも思わないですよね。
あくまで旅の途中で快適に休め、眠れる場所がキャンピングカーであり、その機能
なんだと思います。だから自由であり、楽しそうであり、購入する気にもなる。

ガス使って調理なんか道の駅やSAでするな。キャンプ場に行け、
排水処理は業者を毎回頼め。もしくは浸透浄化槽を自宅に設置して管理しろ。
旅の途中だろうが車で寝るならキャンプ場を高くても使え。
インアウトの時間くらいきちんと守れない予定はたてるな。
ドアの開け閉めがテントより五月蝿いからなんとかしろ。
クーラーの室外機がキャンプ場でうるさい。
テントでのキャンプ生活する人間はガソリンストーブで湯を深夜早朝に沸かす
のも気を使うのがマナーです。(※これは本当ですよ?)

そうなんです。キャンピングカーってね?
キャンプ場とは相性が本当に悪い乗り物なんですね。
間違いなく歓迎されてません。
隣に薄いビニールの壁一枚の家族がゆっくり寝ているのに、キャンピングカー
から外になんか出れますか?その横で熱いからって言って、室外機回すんですか?
ACサイトはだから隔離されてる場合が多いと思います。
でもそんな隔離された環境ばかりじゃないですよね?

もしキャンプ場に宿泊する事がキャンピングカーのマナーだと言うのなら、
金を支払えば偉いという訳ではないが、金銭を支払うのに見合ったサービスを
選択できるサービスを付加価値をつけてしていただかねば利用を継続は不可能です。
ですから皆さんSAや道の駅に夜について朝まで寝てるんじゃないんですか?
目的は観光や旅であって、テントを張ってキャンプ場でまったりする事ではない
はずですよね?少なくとも僕はそうです。

これからキャンピングカーが納車され、様々使って行くわけですが、
業界団体さんにお願いがあるとしたら、もっと現実を見ましょうよ?って事です。
SAや道の駅に今、車中泊している人が全員キャンプ場に来たらどうなりますか?
安いキャンプ場を探し、インアウト指定の無い、フリーサイトを選びます。
夜中にエンジン音を轟かせ、サイトに入って来て、クーラーの室外機を回し、
バンバンとけたたましい扉の音と、漏れ聞こえるテレビの音。
あんまりにも現実的じゃないですよね?

購買層のほとんどがそういう利用を視野に購入しているのです。
そういう利用とは、時間に縛られずに出発していつでも寝れて、いつでも
くつろげる空間を確保するために購入しているんだと思うのです。
キャンピングカーはどこかのアウトドアメーカーの巨大宴会ファミリーテント
の変わりに買われて行く物じゃないとおもいます。
買う人はテントよりキャンプ場で楽だからって理由だけで買うわけじゃないんです。
ビニールの薄い壁一枚のテントと場所を共有できるわきゃないじゃないですか。
1泊の定置でテントがわりにアウトドアそこでしますって言うだけなら
まだなんとか昼遊んで夜は静かに寝るという事で、納まりますが、そんな
事の為だけにこんなもん買う人いないと思う。

キャンピングカー設備の汚水処理の問題、機能上の水補給の問題、
電気の問題、インフラが整備されいないこの国の環境の問題。
それら全てを、買った客のマナーの責任に転嫁して、不完全な物を売ってる
自覚がないのだったらマナーを問う資格はメーカーや協会には一切ない。
そんなあまっちょろいビジネスがどこにあるんですか?
買う側も買う側で、そんなあまっちょろい職業経験で稼いだ金銭でキャンピ
ングカー購入しましたか?
求められるべきは、マナー以前の問題で、アウトドアシーンで展開する
全ての企業の問題じゃないんでしょうか?
そして需要に応じたサービスを展開出来ない行政サービスの問題じゃない
んでしょうか?

何かひとつ趣味を持つと、自転車でもなんでもかんでもマナーだなんだと
様々な所でその趣味を得て楽しもうとする側に批難が全てに向けられます。
多くは、それを想定させる機能を有した物を販売して、インフラを無視した結果
が客側である買った人の責任追及という形で終わらせています。
そして、客側がつまらなくなりその趣味をやめてしまう悪循環に陥るわけです。

キャンピングカーという趣味をはじめるにあたり、マナーを言われるのは
買って利用する側であり、売った側がえらそうにマナーだと言ってる気持ち悪さ
ったらもう、どうにもこうにも発展途上の業界の自覚も何もかも無い雰囲気です。
アウトドア業界でどこで使うかわからない、宴会巨大セットを販売して、楽しそう
でしょ?とか高い金額で売ってる会社と似た気持ち悪さを感じてしまいます。
出来るなら客もメーカーも協会も協力関係の上、成熟した業界に成長して行くのが
理想で、その向上心から産まれるのが買ってよかったと思われる商品ではないで
しょうか?

排水処理も汚水処理も、電気も製品の品質も(海外パーツに頼る等)キャンプ場の
システムも金額も、道の駅の締め出しも、発電機の騒音も、客側のマナーだけの
問題ではないのでは?
不完全な物を作っている
風土に合わない物を販売した
協会さんの言ってる通りにしたら、今度はキャンプ場でモメるだけの話しです。







キャンピングカー購入記 4 バンテックジルに決める。 [キャンピングカー]

目星を付け、少し遠いがRVランドさんにお邪魔をする事にした。
車で横浜から常磐道に乗り、およそ1時間30分かけて到着。
中古から新車のキャンピングカーを多数取り扱っている会社だ。
目星を付けて出向いたバンテック ジルは後部二段ベットになっていた
が、使用人数も少ないし変動するので、二段ベットが望みではなかった。

素晴らしく良く出来たヨーロピアンな中古キャンピングカーがディーゼル
NOX規制クリアでもかなり現実的なお値段がついており、グラッと来る
のだが、長さと幅が日本で使うにはかなり厳しい事に気付き、また日本製
のキャンピングカーを見てまわる。

お店のスタッフさんが親切に対応して戴き、下取り入庫したばかりのジル
があるので、それはまだネットなどで登録していないので幾分安く出せる
との事で見せて戴く事になった。
最近は便利なものでネットで様々な方のサイトで予備知識を得て、ある程度
は自分なりの知識を得ていたので、理想に近い形をそこに見る事が出来た。
結論から言えば決めたのだが、そのポイントは。
IMG_0045.jpg
バンテックのジルはカセットトイレが装備されてあり、エマージェンシー用
でも通常使用でも心強い。
IMG_0033.jpg
トイレの上に流しがあり、これは使うかどうかは不明だが、鑑の裏に小物
を入れられるし、匂いの問題はどうかはわからないが、歯磨きも出来そうだ。
追加に換気扇を検討しなければならないが、使用頻度もそれほど高くなさ
そうで、中古とはいえそれほどの匂いはない。
シャワーヘッドとボイラーがあるが、ここでシャワーを浴びる事は滅多に
なさそうだなと予想した。
実は、この2004年式のジルはプロパンで、様々な所で言われているが
プロパンの充填はなかなか難かしそうだ。
それを家庭用のカセットガスにコンバートしようと考えているので、
おそらく使う事はないだろう。
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好都合に冷蔵庫も3wayではなく、DCだけとなっていて、これも私には
プラス要素になっていた。電力は1500Wのインバーターにツインサブ
バッテリーが装着され、サブバッテリーは交換して戴けるとのこと。
外観にそれなりの汚れはあるものの、ボンゴなどのベースに不安が
あってカムロードを見てみたかった事もあり、図体のでかい私も
安心して乗れそうな運転席や、広い室内に理想を見出せる。
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天井のベンチレーターはファンタスティックファンで、ルーフトップ
に雨でも使えるフードが装着されている。
これもテントキャンプかしていない私にとっては、熱のこもる天井
から真夏の熱気を逃がしてくれる期待を抱ける仕様だ。
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ルーフ部にソーラーが一台。
マンションの為、電源が引けない事からこれもうれしいオプションだ。
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ルーフにはこの他、テレビアンテナも装着されており、後付けを
しなくてよいのは中古車としては理想的で、タイヤも新品に交換して
くれるとの事、寿命間近ではあるがホイール付きのスタッドレスも
ついてくる。
サスも純正ではあるが新品に交換してくれるとの事で、これも良いサービス
である。
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内装はかなり大切に使ってあり、これは前オーナーに感謝である。
多少の木の傷はあるが、それほど気になる大きな傷といえば、
バンク下のストッパーによるひっかき傷が、何度もひっかけて深い事
くらいだ。これは購入したら処置しなければいけない。

ソファーなどの生地もおそらくカバーをかけて使っていたのか、綺麗な
ままである。
IMG_0031.jpg
電源集中スイッチ部分も理解はしやすそうだが、後付けでデジタル表示に
変えたい部分ではある。

オプション装着部分では
リアサイクルキャリア
ソーラーパネル
ツインサブバッテリー
1500Wインバーター
DC 1WAY冷蔵庫
ルーフベントカバー
液晶テレビ
ルーフアンテナ
スタッドレス山無し、ホイール付き
カーナビ 
などが揃った状態だ。

サービス交換部分では
タイヤ新品
サスペンション 純正新品交換
サブバッテリー 交換
という事になるから、そもそも純正でジルはFFヒーター(ガソリン)
サイドオーニング、リアクーラーヒーター(走行時)が装備されているので、
買ってしまえばメンテナンスにしか金銭がかからないと判断した。

そうはいっても、10年落ちの中古であり現代基準からすれば
電気を食うハロゲン照明などのLED化
前出のLPガスの家庭カセットガス化
前のオーナーがしなかった事では、トイレの換気扇増設
家庭用エアコン設置、発電機増設。
など、プライオリティ順に取捨選択を使用して増設していかなけれ
ばならない事がある。

その他、外装扉などのキー廻りのリプレイスなど、中古ならでは
の補修は想像がつく。
車体、エンジン部分などはトヨタのクオリティに期待する事として、
乗り出しから気持ちよく使える装備が揃っている事は魅力だった。
結局、予算から随分下回る形で契約出来、余った金銭で周辺部分を
揃える事が可能になった。
一応、手付けを支払い一週間熟考したが、買う事に決めた。

しかし決めれば決めたで、待ち遠しい物である。
実は本日から起算して後二週間程で納車なのだが、やるべき事の
車庫証明など、必要書類を揃えて行く作業をしながらも、ワクワクしながら
あぁでもないこうでもないと楽しい時間をすごしている。
しかし、実は変な話しだがトイレの事で頭がいっぱいなのである。
そんな処理をやったこともないし、使う、そして必要だと決め込んだ割には
そればかりに頭を悩ます自分がいるのだ。

キャンピングカー 購入記 4 絞込み [キャンピングカー]

中古で決定したキャンピングカー選び。
家以外はローンを組まない主義を通してるので致し方ない。
時間を金利分で買うという考え方もあるが、どうも乗り気になれなかった。

さて、何故キャンピングカーが必要なのか再度、考えてみた。
1愛犬がいる以上、簡単に旅に出る事は叶わない。
2仕事が読めないので、予定を組んだ旅など不可能である。
つまり、この大きなファクターが私にはある。
ペットホテルの予約を行く先々で取って旅をする憂鬱さ、満室でキャンプ場
すら断られる事の多い現状を考えると、キャンピングカーを購入する事の
メリットが見えて来る。

愛犬と自分、別れた家族?と何故か頻繁にキャンプに行くので、娘を
喜ばせたい。
そもそもバイクで軽く設営撤去が楽なテントを装備して、気の向くまま
旅をする私に、巨大なテントをラゲッジに押し込み、設営するだけで
ひと苦労なキャンプをしかも1泊や2泊の為に汗だくになりながらやれ
って言われても腰が重くなるのだ。
長期滞在ならその苦労も報われるが、バイク装備なら到着後数分で
すでにくつろぎの空間を手に入れられるものを、10倍以上の重さや
量を苦労して設営して、メシの支度をして夜を迎える事に何の魅力
があるのか?ましてやカヤックをやるためには船まで組まなければだ。

チェックインの時間にあわせて出動すれば渋滞に巻き込まれ、夜中に
出ればどこかで狭い車内で仮眠をし、到着までに疲れ果ててしまう。
世のおとうさんはそんなモンだろうとは思うが、それって趣味って
言えるのだろうか?

温泉に入るのも好きだが、近くにトイレが必ずあるとか、ましてや綺麗な
水洗のトイレがあるだとか、実は僕が好んで行く温泉にそんな設備はない。
あってもとんでもなく汚かったりして、出来れば使いたく無いものだ。
頭の中にあるモデルケースがある。
よく行く温泉は24時間開放型の村営だ。
大変静かで人気の無い場所で、寄付によって成り立っている温泉だ。
だから設備がどうこうなどと贅沢な事を一切思わないが、トイレを使おう
と思えば、そこからだいぶ離れた所まで行かなければならない。

緊急に入浴後、もよおしたら悲しい現実がある。
それらを回避するためには車内にトイレが欲しいところだ。
だいたいは高所にあるので、エアコンよりもヒーターが重要で、これが
なければ凍えながら寝る事になる。
もっともテントで寝る事を考えれば、どんなでも快適だったりはするし、
それなりの寝袋などの装備も所持しているので、雪が降ったって大丈夫では
あるし、バイクでの雪中キャンプなんて事もしたことがあるので、たいした
問題ではないのだが、車で寝るとなると快適さを享受したくなる。

そもそも快適なホテルや旅館、家にいる事をやめて外に出るのか?
それは自然の中で楽しみたいからで、自然の厳しさを味わいたいアウトドア
はバイクで1人でやるものだと思っている。
確かに名言、知識が増えれば装備は減る。
これは事実だし、装備を究極に少なくしていかに快適に過ごすという事は
アウトドアの醍醐味である。
ファミリーキャンプはどうかというと、はっきり言ってアウトドアとは
真逆な方向で進化した意味不明な現状がある。
だからキャンプ場は経営難に陥るのだろうし、ファミリーキャンパーを
中心としたインフラの整備は美しく整備されたトイレに大きな区画、
温泉や休憩所の整備や洗い場の整備などなど、本来のアウトドアとかけ離れた
インフラを必要とし、それを必要と思わないバイクキャンパーや、アウトドア
を理解している層にまで無駄な出費をかけさせて、アウトドアシーンは先細り
になってきている。

わざわざ一泊5000円以上の金を支払い、どでかい荷物をおろして組み立て、
どんなに追い求めても不可能な家にいるのと同じ環境を追い求めた装備を広げ
る事に飽きる人だって居て当然で、そんな事するくらいならば、もっと対価を
支払いキャンピングカーを買って、ついたその場から自然を楽しみ、くつろぐ。
自然の中で無理する事もなく時間を楽しむ。
一泊だって二泊だってそれなら有意義ではないかと考えたのだ。
そろそろ、もっと休日を楽しんでもいいだろう?
そろそろ、もっと人生を楽しんだっていいじゃないか?

そこに至前、プラドの三列目とラゲッジをフラット化して車中泊をしてみた。
その大きさから、足を延ばしてフラットに十二分に寝れる。
しかし荷物をあっちこっちに片付け、ベットを展開し、愛犬と荷物は助手席に、
窓も虫がはいるので開けられないので、虫用スクリーンをかぶせ、通気を確保
し、なんとか寝た。
寝れない事は無いという程度で、安眠とは程遠く、これではやはり巨大テントの
呪縛からは逃れられない。
一泊の突貫旅行ならこれでいいが、それでもあまりにも疲れすぎるのだ。
以前、アルファードに乗っていた時も感じた事だが、ちょっと寝るという
ならそれも充分な環境なのだが、使う人数や犬がいたりすると大きく違う。

求める物は、肉体的精神的負荷もなくある程度の人数で寝泊まり出来、
テントよりも快適に過ごせ、立つ事も可能で、トイレも設備されているもの。
バイクキャンプのストイックさと対極にある理想をそちらでは作りたいのだ。
そして可能な限り、一般的な駐車場に納まる2m5mサイズであり、少なから
ずある程度の運転時のストレスが少ない物ということで浮上したのが、
カムロードベースという選択だった。

中古で気になったのはバンテック社の物で、そもそもが必要な物が最初から
装着されている事から、他メーカーのように中古なのに新車の価格を大幅に
上回るプライスタグとかいうふざけた話しにはなっていない。
予算的にはかなり厳しく、中古でも実にいい値段がしてしまうが、
それなりに綺麗に使われたものを選択したいと思った。


キャンピングカー購入記 3 マナー [キャンピングカー]

キャンピングカーの購入検討をしてから様々なサイトを閲覧している。
そこには【マナー】について様々記載されており、考える事が多い。
自分に照らし合わせてみよう。

多く言われているのは騒音、ゴミ、トイレ等の処理の問題だ。
いや、その前に、マナーって何だ?という事が気になるのだ。
例えば私は喫煙者だ。
喫煙者に対してのマナー批判はとどまることを知らない。
そこにはおそらく憎悪すら感じる批判さえある。
例えば私は音楽を演奏する事を好む。
例えば私はまあじゃんを好む。
例えば私は酒を好む。
例えば私はスマホを使う。
よくある話しである。

例えば、私は自転車が好きだ。自転車でサイクリングロードを走っている。
自転車でサイクリングロードを走行していてもマナー批判は声高く叫ばれる。
速度を出すな、危険である。サイクリングロードでも歩行者優先だ。
バイクに乗っているとどうだろう?
渋滞をすりぬけるバイク、腹がたってしかたない人もいる。
マフラーなど変えなくてもバイクはうるさいと叫ぶ人もいる。

私の個人見解としてはマナーというのは、それをしない他人に迷惑をかけない
事であり、マナー遵守ですごすという事は、究極趣味を持たずに生きる事だ。
この世に生きている以上、間違いなく他人に迷惑をかける事になるのは常識で、
私はまったく他人に迷惑をかけていないと言う人は、おそらくいない。
それじゃあ行き過ぎた傍若無人な人がいないか?というと、いるにはいる。
キャンプ場のフリーサイトでテントを張ったら、山が見えないと怒鳴る初老
の方もいたし、彼にとってのマナーは、他人の視界に配慮したフリーサイト
でのテント設営なんだろう。

とかく日本人気質っていうもんの悪い所はそこにある。
自分の事を棚に上げ、他人にケチをつけたがるが、事の本質は実は異なる。
需要にみあった設備とは何か?を何故考えないのだろうか?
そこに疑問を持たないのだろうか?
例えば、競技用の高額な自転車を売る事を許し、サイクリングロードを設備し、
ゆっくりまったり走れとはなんだろう?
例えば、野球やサッカーを見て大興奮し、国民が負ければ肩を落とすが、
公園などでそれらをする事はマナー違反だと叫ぶのはなんだろうか?
子供達がキャッチボールも、サッカー遊びも公園で出来ないようにして、
最近の子供がひ弱だとか、遊びを知らないとか訳知り顔で言う大人ってなん
だろうか?

好景気にしたい、国家の内需を増やしたいと言うのはいいが、
趣味という人によって違うジャンルを否定しあう世の中とは?
キャンピングカーなどまだ所持もしてないが、キャンピングカー
がどうとかの問題ではなく、全ての趣味においてマナーがどうこうという問題
が存在する事を理解するべきではないか?

オフロードのバイクで林道を走るのは、道が削れるからマナー違反。
他人よりデカイ車を買えば、駐車場で圧迫感があるので貸したく無い。
ルールの範囲に納まってはいても、それは絶対に許せない。

考えてみよう。
僕らは社会主義の国に住んだり、自由の保証されない国に住んだ覚えはない。
当然、自由とは責任も付与されるものであるが、僕に言わせればこうだ。
サイクリングロードを疾走するスポーツ自転車が出て来る事は想定外でした。
子供達が公園で野球やサッカーをするなんて想定外でした。
PAやSAや道の駅で、車中泊をする人が登場する事も想定外でした。
全て想定外の公共サービスの中で、公共だから自分勝手は許さないと断じる
のは一理あるが、こうは思わないか?
需要に対しての受け皿が無い公共サービスや、時代の変化に対応出来ない
公共サービスとは何か?

もちろん旅の途中で車中泊を行うのは、少しも悪いとは思わない。
車中泊を完全に禁止してしまえば、眠く疲れたからだで事故を起こす。
問題は目的が公共サービスで宿泊する為だとすればあるだけで、
車中泊は旅の過程にある休憩や、体力消耗の補填であるなら行うべき。
そこに公共のサービスを提供している以上、等しく利用する権利があり、
それがトラックであろうがキャンピングカーであろうが、乗用車であっても
同じである。

車の機能を考慮した時、トラックの機能やキャンピングカーの機能や
乗用車の機能は個々、ばらばらで、騒音もバラバラである。
これはまったく同じである訳がなく、アイドリングにおける排気量も
ばらばらで、環境負荷もどれが正しいなどと言えたものではない。
ゴミも同じだ。
旅の途中で出たゴミって物は、例えばコンビニで買った物であっても、
自販機で買った缶ジュースでもペットボトルであっても、買った場所の
ゴミ箱に必ず捨てますという人は存在しないだろう。
次の購入の為の準備として、ゴミを捨てるのはマナー違反だ。
自分の所で買ったゴミ以外捨てるな!長時間の駐車場の占有を許可出来ない。

客側、行政サービスを受ける側にどれだけのマナーを期待し続けるのだろう?
それで良い企業サービス、良い行政サービスがこの国に産まれますか?
客側も客側で、少しでも安く物を買うために、少しでも金を支払わないために、
いかに文句を言うか?を考えるアホもいる。そんな人に限って、ブランドショップ
で高級なブティックでは値切る事も、商品にケチをつけもしないだろう。
文句を言えば安くなる、文句を言えば想い通りになると思える所に、文句を言う
人が大多数ではないのかな?

何度も言うが、当然、車中泊を行う人全てが正しい訳でもなく、おかしな人も
そりゃいるであろうが、需要が増加すればマナー違反だとするのはお門違いで、
そんなのはキャンピングカーに乗ってなくてもマナーの無い人は、マナーの
無い事をする。マナー違反だろと叫ぶ人のマナーもおそらくはたかがしれてる。
私自身、マナーと言われたら嫌悪感を覚える人間だ。
だって、私はキャンプもアウトドアも音楽も、煙草も酒も自転車も好きな人間
だからだ。
好きな物がある以上、マナーはつきまとう。
好きな物は他人にとって迷惑だということをよく知っているからだ。

だけど忘れてはいけない。
需要に対応したサービスを提供出来るはずの工夫を、民間、公共ともに行わず、
使う側のマナーを断罪する事だけは許してはいけないのだ。
それを放置することは、税を支払う意味も、対価を支払う意味も薄くなる。
総じて国力も景気も悪くなって行くものだからだ。
なにも我々は奴隷のように生かさず殺さず飼われている訳ではない。
趣味もあれば楽しみもある。
その趣味や楽しみのために、対価を支払う訳で、全ての趣味が他人に迷惑
であるのなら国家そのものの経済が成り立つわけがない。

時代に則した行政、民間サービスを提供してこそ、需要に応じたサービスを
提供出来てこそ、経済がまわるのではないかな?とよく思うのだ。
そういった所からしか良い物は産まれない。

キャンピングカーを買うのはいいが、車中泊はマナー違反だとか、付加された
機能を使うのもマナー違反だと言うのなら、購買力も落ちるだろうし、魅力も
うせていくのではないかな?と不思議でしかたがない。
他人の趣味ややってることを排除して、幸せになんかならないもので、
そういう需要があるのなら、そういうサービスを社会に求めて行く事が健全
だと考える。




キャンピングカー購入記 2 新車か?中古か? [キャンピングカー]

キャブコンに絞ったキャンピングカー購入計画。
予算は手持ちの500万と決めた訳ですから、当然選択は限られます。
新車で手の届く物をネットで検索、ひたすら検索。
東和モータースのカービィ
http://www.towa-motors.com/lineup_cr2b01.html
バンテックアトム
http://www.vantech.jp/lineup/atom307r/
ナッツのマッシュ
http://nutsrv.co.jp/mush
いずれもライトキャブコンのジャンルとなります。

しかしこれらは新車価格で400万前後。
そこから諸費用、オプションを入れると500万を越える事になる事に
気づきます。
これらの車は必要とされる装備が必ずしも付属している訳ではなく、
購入時に取捨選択をしてはじめて機能を満たす事になるという仕組みです。
そこで外せないオプション機能を検討してみました。
プライオリティー順
【車中泊装備】
リアFFヒーター      これがなければ冬車中泊の時に大変な事になる。
ベンチレーター/換気   ルーフに着いている物を高性能にしないとならない。
             特に真夏の熱い空気を排出するなど、高性能な物が必要。
外部充電電源       これが無いと、走行充電のみになる。
サブバッテリー      最低2個
トイレとトイレルーム   個人的には必要不可欠な装備。
インバーター1000-1500W まともに使おうと思えば必須
ソーラー充電機      毎日乗る訳ではないし、走行充電のみでの利用は
             厳しい
冷蔵庫          標準装備の場合もある。

ーここまでは必須 あれば良い物ー
トイレルームの外部ハッチ増設
トイレルームの換気扇増設

以降、買った後でも装着可能な物。

リア液晶テレビ ルーフアンテナ 車内アンカー 一式
発電機
ルームエアコン※電源を引ける環境、発電機を使える環境で仕様
発電機静音ケースと車載
サイドオーニング キャンプ場での外部タープ変わりにあると便利。

【走行時オプション】
リア走行ヒーター/リア走行クーラー
そもそも付属してない事が摩訶不思議で、運転席側のエアコンで車体は
冷えないし、暖まる訳がない。日本に居住している以上、必要不可欠

キャンピングカー用強化サス ランチョ等
※どうやら純正はあきらかに役不足のようです。

【外装オプション】
ルーフベンチレーターカバー   無いと雨がふると換気扇動かせません。
リアラダー           無いと天井のメンテナンスが大変です。
エントランスステップ      乗り降りで使います。

人によっては必要無いものもあるかもしれません。
また、人によってはコンロ等、最初から備わってなければ嫌な人も
いるかもしれません。
シャワーやボイラーが無いと嫌な人もいるかもしれません。
オプションは無尽蔵にありますが、諸費用込みで到底プラス100万で
納まりそうに無いというのが感想でした。

ならば中古で、と選択肢を広げて行く結果に落ちつきました。
中古まで視野を広げると、必要オプションが最初から付属している車が
目に止まります。
【ライトキャブコンの不安】
ベース車両がボンゴ等の100PSあたりの非力な物が多く、さらに小さめ
なベース車両からくる運転時の居住性走行性に難を感じます。
メリットはボンゴやバネットベースならば、車幅も2Mまでの物が多く、
駐車場や狭い道路での走行に有利ではあります。
カムロードベースの車両は、133PSであったり、力もだいぶありますが、
車体もより大きく重くなる部分、走行性は少しマシな程度だと思われる。

カムロードベースは幾分コクピットがマシな出来で、長い距離なら
ボンゴベースよりいいと思われます。
ただ2Mの車幅を現実的に越える物もあり、我家はマンションなので
駐車場探しが大変である。
会社に置いてしまえばよいが、なるべく近くに置きたいのが人情だ。
カムロードベースで500万以内乗り出しはボンゴベースよりも新車は
無く、必然的に中古になる。

ここに来て、500万という数字がいかにキャンピングカー探しに中途半端
な予算であるかを思い知る事となる。
ライトキャブコンで程度の良いオプション多数の乗り出し価格の中古が、
これにひっかかってくるが、それならバンテック社のカムロードベースが
魅力的に思えて来る。

変な所にこだわるようだが、トイレ装備が充実している。
そもそも、バンテックのそのあたりのラインはある程度フルオプション
に近いが、元の値段がかなり高価だ。
ライトキャブコンとこのあたりを比較すると、オプションを装備して行く
とそれほど変わらない価格に落ちつくのだが、ライトキャブコンの良さは
そのサイズの小ささにあるのだという結論にくる。
中古を検討しだした時点で

ライトキャブコンならば高年式低走行オプション多数の物
カムロードベースなら5−10年落ち距離5-6万キロの物
という選択になる。
カムロードベースならばジルが候補に入って来るのだが、現在と10年
近く前では事情が異なる部分がある。

照明関連の必要電力
現在は省電力で効率の良いLEDが主流。当時はハロゲンで消費電力が大きい。
これは簡単に変更可能だし、それほど予算は自分でやればかからない。
家庭用ルームエアコンなどの快適装備が最初から付属。
これはかなりの予算をかけないと綺麗には納まりそうもないだろう。
雨漏りの不安は、バンテックジル系ならば一体成型のFRPなので、換気扇など
コーキング部分を自分でチェック補修していけば維持は困難ではなさそうだ。

という事で、毎週のようにキャンピングカーの専門店を廻り、検討し、
車種を絞り込む事にした。

ライトキャブコン高年式、低走行、オプション多数を選択
注意すべき点は、圧倒的に球数も少なく、2-3万キロを走っていても
軽く新車価格を大幅に上回る中古相場である。
これはオプションの価値がいかに高いかを表している。

atom 307R
なんといっても、室内が効率良く広くくつろげる。トイレスペースも
工夫により引き出せるマルチルームなどが魅力。
難点は球数は圧倒的に無い。
展示車、新古車が狙い目

ナッツ マッシュRE
ベストな選択なのだが、球数極めて少ない。
内装、ユーティリティ、もろもろかなりの好み。
幅は2Mジャストと実はバンテックのカムロードベースとさほど変わらない。
オプションが多すぎて、自分に見合った選択を中古で探すのが不能。

ナッツ マッシュW
リアの二段ベットは私の場合はよけいな装備だが、マッシュの中では
REについで良い。特にダイネット部分にゆとりを感じる。

ナッツ マッシュX
個人的にはリア常設セミダブルベットは素晴らしい魅力。
どでかいリア収納も良い。
ダイネット部分がそのおかげで犠牲になっている。
ダイネットでくつろげる座面スペースは他よりかなり厳しい。
疲れたら寝るだけ、プラス少しの居住ならかなり良い選択。
値段は新車基本値段よりかなり高いが、見合ったオプションの物が
あった。

バンテック ジル 2004年式
10年落ちだが、目指す理想がそこにある。
横幅2110mmと11cmもマッシュよりでかいが、サイドオーニングの
サイズかと思われるので、事実上マッシュとそれほどは変わらない。
リアドアの広々としたダイネットやキッチンが理想通りの物。
難点は古い装備が多いのでリプレイスしなければならない。

ここでだいぶ悩むようになってきた。
新しいほうがいいに決まっているが、そもそもキャンピングカーに何を
求めるのか?を考えなければならない。



キャンピングカー 購入記 1 [キャンピングカー]

プロローグ
ライフスタイルは様々で、アウトドアのスタイルも様々だ。
それこそバイクでのキャンプから車でのキャンプまでアウトドア趣味を
今迄ずっと継続してきて、自分のライフスタイルの年齢による変化も
多くの要素として趣味に反映されてくるものだ。
キャンピングカーという選択はアウトドア趣味の中ではどういった物か
を考えてみた。

【キャンピングカーはアウトドアではない】
究極のアウトドアとは登山や、自然に自然のままの自分を溶け込ませる
事だと思う。究極に削ぎ落とした装備で創意工夫を最大限に引き出し、
ストイックに自分と向き合うのがアウトドアの醍醐味でもある。
そこからかけ離れたツールこそがキャンピングカーであると思う。

【キャンピングカーの有用性】
設備の整ったキャンプ場に行くのは、実はこれに似通っている。
バンガローにエアコンが設置され、水まわりやトイレの心配もない。
そんな中で外の雰囲気を楽しむのがキャンプ場で、それはバンガローを
借りない状況でもテントを設置して設備を使う以上、よく似ている。
キャンプ場を点々と廻り、旅を楽しむスタイルで利用する最近の僕の
スタイルでは、設営撤収をいかに楽に済ませ、次のキャンプ場に移動
するのか?が装備のポイントになりつつあった。
それはもちろんバイクでの1人旅での話しなのだが、車の場合はどう
だろうか?

最近、足回りから色々直した95プラドなら後席にベットを組んであるし、
足を伸ばしてフラットに寝れる。
旅を快適にするための荷物も満載出来るし、カヤックだって楽に積み込める。

S__1351725.jpg
この車は足回りを今年リプレイスして、ランチョを組んだし、様々な改良を
したので手放すつもりは毛頭ない。
実はキャンピングカーを検討する前に、70ランクルが今年再販される事に
なり、それに乗り換える事を検討したのだが、さんざん悩んだ結果、プラド
程度が自分のライフスタイルに合っている事から止めたのだ。
その70ランクル購入の原資でキャンピングカーの検討に入った。

さて、アウトドアではなく、じゃあ何にキャンピングカーを使うんだ?
それはおそらく大多数の人が考える事と同じだ。
つまり旅と束縛からの開放だ。
キャンピングカーの最大のメリットはおそらくそれだろうと思った。
仕事が忙しく、予定がそうはたたない僕はいきなり旅に出る事が多い。
旅館やホテルは予約無しは困難だし、キャンプ場だって予約無しでは
どうにもならない事が多い。

そういうわずらわしさから開放され、行きたい時に宿やキャンプ場に
束縛されない自由度がキャンピングカー最大のメリットで、さらに
車中泊を突き詰め、アウトドアらしさから開放された旅を行うには
快適で疲れない環境の確保も大切であると考えるようになった。
アウトドアを行いたい時のツールはバイクやプラドがある。

【キャンピングカー選び】
これだと言った決定的な答えはきっと無いし、予算の都合もある。
ローンを組むつもりもないので、予算は設備品あわせて500万程だ。
これはキャンピングカーを買うにはかなり予算不足である。
満足行く選択を新車でするには、1000万は用意しないと難かしいなと
様々な事を調べているうちに理解した。

キャンピングカーの種類があり、そこに自分をスタイルを投影すると、
予算的に圧倒的に足らない事に気がつくのだ。

【軽キャン】 軽自動車のキャンピングカーである。
       予算的に現実的で、新車購入が可能。軽トラをベースにした
       キャブコンスタイルもあり、大人2人子供1人程度なら充分な
       生活空間がある。
       簡単なギャレーと呼ばれるキッチンもあり、寝るだけなら充分
       足を延ばして就寝が可能。
       難点はトイレがスペース的に取れない事、私の身長では背を延ばし
       て立つ事が出来ない事、ベースが軽なので圧倒的にパワー不足。
       荷物はそれほど積載出来ない。
※自分のスタイル
旅の自由度60% 減点 快適性-40%(トイレが無い、積載性、立てない、)
軽キャンならプラドでも寝れる、荷物もプラドの方が積める。立てないのは同じ。

【バンコンバージョン ハイエースベース】
現実度が一番高いのが実はこれである。
外見、ぱっと見は普通のハイエースの物があり、プラドを処分しても通常生活で
利用出来る物が多い。私の環境ではキャンピングカー1台で車を使い回すのは不可能。
内装の豪華な物も多く、居住性は当然軽キャンよりも高い。
しかしながら一台ですますなら2.1Mという高さ制限の多い生活環境で、これだけ
で済ますとするとぐっと選択肢が減り、室内で立てなくなったり、やはりトイレは
無い。
外観を普通のハイエースのまま使える利点を考慮するとさらに、快適装備は減る
傾向になり、全体的に自分の要望からは中途半端になってしまう。
※自分のスタイル
旅の自由度50% 減点 -50% (トイレ、立てない事、一台持ちにした場合の
装備の中途半端なパッケージング)
資金的にも一番現実度が高く、要望が叶う部分はこれであるが、二台持ち
で割り切った場合、対価効果が極めて悪くなる。

【キャブコンバージョン】
まさにキャンピングカーの想像通りの車で、まさに王道。
選択肢は様々で、予算内に納まるものもある。
2台持ちなら、これが理想なんだろうなと思うのだ。

        
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